このネタではあまりトランプ氏ばかりをいじるものではないですよ。日本の男にもわきまえていない人が多いですから。

座るときはスーツのボタンを外し、立つときは留める──というのはかなり基本的な作法で、これが自然にできるかできないかで印象がガラリと変わります。〈就活生のためのビジネスマナー講座〉みたいなので名刺の受け渡しの仕方より先に教えるべき事柄だと思います。

ちなみに、8月の日韓首脳会談の際の石破と李在明氏はどちらもできていませんでした。

これ、大事なのは、いつでもボタンをきちっと留めておけばいいという話ではないところです。座るときは外すのですよ。そして立つときに留めるのです。ボタンを留めたまま座るのも、外したまま立つのも駄目です。

高市早苗という総理の名前は、いかにも英語圏の人には発音しにくそうだなと思っていたら、まあ、ニュースのレポーターなんかは頑張ってそれらしく発音しているのですが、案の定アメリカのトランプ大統領には難しかったようです。「タカーチ」みたいに発音していましたね。

“Takaichi” の発音がそんなに難しいのかと思う人が多いかもしれませんが、英語的にはこの綴りから読むのは難しいですよ。日本語では「タカ-イチ」と2音節プラス2音節の4音節で認識されますが、英語だと “ta-kai-chi” の3音節、そして外来語は後ろから2番目の母音にアクセントが置かれるのが原則なので教科書的には /tə kái ʧi/ [タ-'カイ-チ] となるわけですけど、実際には英語にほぼない母音配列のため、英語ネイティブが字づらから発音を復元するのは簡単ではありません。無理に正しい母音ではっきり発音させようとしたら「ター・カイ・チー」と中国人名みたいになってしまうでしょう。 “Taka-ichi” と2つに切って読むように教えるのがよさそうです。

“Sanae” もなかなか厄介で、字づらからのみだと「セイネイ」「サーネイ」あるいは「サナーイー」みたいに読んでしまうと思います。そのままローマ字読みすればいいと言われても、英語には /ae/ という二重母音がないから無理です。 /ei/ や /i:/ などに置き換えるしかありません。なお、トランプ氏がどう発音しているかは確認できませんでした。

今後もし英語圏のメディアでも “Sanaenomics” という奇っ怪な言葉が使われるようになるとしたら、どう発音されるのでしょうかね。たぶん「サニーノミクス」みたいな感じの、日本人には分からない音になるような気がするのですが。

といったところで、全国のサナエさんは海外旅行の際に少し苦労していることと思います。

熊は太古の時代から割と狼を怖がり、狼の親戚である犬も苦手なので、民家の庭に現れた熊を飼い犬が追っ払った(しかもそんなに大型の犬でもない)という話は、国内外でちらほら聞く話です。近ごろは熊がよく出没するし、山へ茸採りに行くようなときには犬を連れていったほうがいいね、と知人と話していたばかりなのですが──

何か、犬が熊にやられたというニュースが立て続けですよ。飼い主もろともやられたという事件も。今年の熊はやたら腹をすかせているらしく、しかも人や犬を食糧と認識するようになってしまい、かなりまずい状況ですね。これでまた、熊が人などを襲わないように餌をあげればいいなどとやりだすアホが現れたりしたら、状況はさらに悪化します。

人と自然の共生という言葉は美しいけれども、それを実践するためには自然に対して時に無慈悲であらねばならない、実に厳しいものであることを、改めて感じます。

知人は先日、運転免許更新の際にさっさとマイナ免許証に切り替えてしまったそうですが、私はどうもマイナ免許証にしようという気は起きないのですよねぇ。

まず、検問などで免許証の提示を求められたときに、マイナカードを出すというのが何となく嫌です。ゆうパックを郵便局で受け取るようなときの本人確認も、マイナカードよりは免許証で済ませたいですし。

それと、公的な身分証明書はやはり複数持っておきたいのですよ。保険証がマイナカードに統合されたため、免許証は分離して持っておきたいのです。一枚のカードを紛失してしまったために、自分が自分であることを証明するのが困難になるのは、なるべく避けたいですから。

高市総理にはぜひそこで「静聴せい! 話を聞け! 女一匹が命をかけて諸君に訴えてるんだぞ!」とか発してもらいたかったものですが(笑)

それにしても、実際に昨日の所信表明演説を視聴した人なら分かるように、ひどい野次でした。昔から国会で野次は飛んでいますし、自民党議員だって野次ることはよくありますし、それこそ安倍氏なんかは総理になっても野次っていたりしていたので、ガキっぽい真似はやめろと私は常々思っていました。でも、昨日の野次はそんなのとは段違いにすさまじくひどいものでした。演説で話されている内容とは無関係の、野次っている本人としては強烈なインパクトがあると勝手に思い込んでいるらしい言葉を馬鹿みたいにひたすら大声で繰り返して、演説内容が聞こえないことがあるほどでした。あれは単なる悪口であり、演説妨害です。ちなみに、昨日の国会は傍聴の小学生がたくさんいたとのことですが、大人として恥ずかしくないのですかね。

まあ、近ごろの駄目野党どもというのは、自分たちがワルイヤツと認定した者の演説は騒音や発煙筒で妨害してもよいと考えているみたいなので、やはり民主制の基本が分かっていないテロリスト予備群と思っていいのでしょうな。