《短歌》凍てかへる

凍てかへる朝に綾織るささなみの春は寄りつつみづうみの町 |

老いてなほ力満つやも凍て風の軍は富士をあらひ出だせり |

軍【いくさ】

1首目: 3日前の実景。ここに詠む「みづうみの町」とは、実は越谷レイクタウンのことなのだが、次の歌と並べると富士五湖のように錯覚されるのがおもしろくて、あえて並べてみた。

2首目: 昨日午後の実景。

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| 記事分類: 三十一文字

祖父の因果が孫にもたたる

「Yahoo!ニュース」 >> 「北方領土解決へ決意=鳩山首相」【時事通信】

えーと、北方領土問題が変なふうにこじれている理由の一つは、鳩山首相の祖父がかつて首相であった時、旧ソ連に対して事実上「2島返還でいいよ♪」と変な「友愛精神」を発揮して、日ソ共同宣言なるものを取り交わしてしまったからなのですが。

孫はちゃんと落とし前をつけてくれるのでしょうかね。

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| 記事分類: 雑記

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さいたまはレノンゆかりの地でもなく

「Web埼玉」 >>「『ジョンの魂、次の旅へ』 レノン博物館 9月30日閉館」

この施設は果たして、国内外のジョン・レノンのファンにどの程度認知されているのだろうかと、常々疑問に思っていたのですが。レノンの抜群の知名度の割に、ここがにぎわっているという話は聞いたことがないですね。

9月までは営業しているようなので、ここを知らなかったというファンの方は、閉館の前に行っておいたほうがいいかも。

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| 記事分類: 雑記

《短歌》立春

あづさゆみ春立つ朝の銀の忘るなとてや敷ける雪かな |

銀【しろかね】

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| 記事分類: 三十一文字

誰かと誰かがライ麦畑

「あれは20歳を過ぎてから読んでも意味が無いんじゃないかな」─。

友人からのメール。「あれ」というのは、サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』のこと。

その通りだと思います。二十歳を過ぎてから初めてあれを読んでも、よく分からないと思います。いうなればそれは、40歳で初めて尾崎豊を聴くようなものです。あれはモスキート音みたいなもので、10代のうちでないと感覚に響いてきません。大人になってから読むと、「反逆者のバイブル」という評価しか下せなくなります。

ただし、10代のうちに読んでおけば、20代、30代になってから読み返した時に、また違う味わいが出てきて、新たな発見があります。すばらしい一冊です。

ところで、『ライ麦畑でつかまえて』のモチーフになっているのは、スコットランド民謡 “Comin' Thro' the Rye” ─。

日本では昔から一般に唱歌「故郷の空」として知られていますが、実際は、ドリフターズの唄った「麦畑」(なかにし礼作詞)の歌詞が原詩の意味に近いです。

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| 記事分類: 雑記

『ライ麦畑でつかまえて』がベストセラー上位に

「Amazon.co.jp」の「文芸作品のベストセラー」一覧より =2日21時現在

「Amazon.co.jp」のベストセラー情報を見てびっくり。サリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』(白水社版)がいきなり2位に入っているではないか!

サリンジャー氏が亡くなったので同書が注目されるのは分かるし、愛読者としてはもちろんうれしい。けれど、いきなりこんな上位に飛び込んでくるとは、さすがに驚いた。

老婆心ながら、これから同書を読む人々に助言したい。英語が読める人なら、ぜひとも原書 The Catcher in the Rye を読んでほしい。1950年代のニューヨークのティーンエイジャーの語り口そのままで書かれていて、言語学的にも意義があるといわれる本書は、とても心地よいテンポとリズムを持っている。

英語を読む自信がなくて翻訳を読むのであれば、野崎孝訳『ライ麦畑でつかまえて』(前述の白水社版)が比較的良い。これが最も普及しているから、書店で簡単に手に入る。『ライ麦畑でつかまえて』を読んだことがあるという人は、たいていこれを読んでいる。

なお、村上春樹訳『キャッチャー・イン・ザ・ライ』は断じて薦められない。あれは、サリンジャー文学ではなく、完全に村上文学になってしまっている。原文の持つテンポもリズムも完全に死んで、語り手がホールデンではなく村上氏になってしまっている。

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| 記事分類: 思惟

ぎりチョコはいらない

2がつになりました。

ことしは、ばかでもわかるように、かんじをつかわないで、かいておこうとおもいます。

わたしは、ぎりチョコがきらいです。やすもので、たいしておいしくもなくて、こころのひとかけらもこもっていなくて、おまけに、1かげつあとにおかえしをもとめられる、そんなぎりチョコがきらいです。

だから、どうかわたしにぎりチョコをよこすのはやめてください。

ぎりチョコをくれなかったからといって、うらんだりしませんから、あんしんしてください。むしろぎゃくに、ぎりチョコというのはわたしにとっては、いやがらせです。わたしにぎりチョコのうけとりをむりじいしたひとには、いしゃりょうをせいきゅうするかもしれません。

チョコレートがたべたくなったら、じぶんでおいしいチョコレートをかいます。ほうっておいてください。

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| 記事分類: 義理チョコ廃止運動

《短歌》サリンジャー氏死去、そして望月

誰某の誰某と逢ふ麦畑まもらくもなく捕へ手は往ぬ |

「ライ麦」を熱く語りし卒論は作者に添ふる没年もなく |

望月や空に宵居とあかければちよつと待つてろ今そこに行く |

蒼の月盛る宵居に友よりのメール一言「サリンジャーが死んだ」サリンジャーは死んだ

誰某【たれがし】 / 往ぬ【いぬ】

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| 記事分類: 三十一文字

《短歌》サリンジャー氏死去

青の時代に金色なりし聖典のライ麦色に染みぬる頁 |

たれとても人たらむためライ麦の畑に迷ふ日々はあるなり |

ライ麦の実りの光わたりけむサリンジャー氏の終の心に |

時代【とき】 / 金色【こんじき】 / 聖典【バイブル】 / 染みぬる【そみぬる】

左から順に Penguin Books、 Bantam Books、 白水ブックス

「毎日jp」 >> 「訃報:サリンジャーさん91歳=『ライ麦畑でつかまえて』」

高校3年の時に読んだ、サリンジャー (J. D. Salinger, 1919-2010) の『ライ麦畑でつかまえて』 (The Catcher in the Rye, 1951) は、私が大学の卒業論文(英文学)の題材にした作品である。そのことは、私が入学した時点ですでに決まっていた。ほかの題材は考えられなかった。

私の筆名「芳立」は、『ライ麦畑でつかまえて』の主人公ホールデン (Holden) のもじりである。

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