戻り寒、居残る?
熊谷気象台さん。今日から暖かくなるって言っていませんでしたか?
寒さは私から一切のやる気を奪います。
熊谷気象台さん。今日から暖かくなるって言っていませんでしたか?
寒さは私から一切のやる気を奪います。
確定申告に行ってきました。国民の義務も無事終え、またなまくらな一年の始まり始まり。と、こんな調子でまた1年後には、確定申告でバタバタするわけですね。やはり日ごろからちゃんと整理しておかないといけません。
最終日は税務署がグチャ混みになりますが、2、3日前に行くだけでも混雑の度合いはかなり軽くなります。まだの方は、最終日に駆け込みにならないようにしたほうがいいです。
今日は6日前。提出窓口に並んでいたのはほんの数人でした。ただし、相談窓口のほうはかなり混んでいました。相談する必要がある方は、やはり申告期間の初めの頃に行っておいたほうがいいみたいです。
そうそう、今回は初めて国税庁のサイトで申告書類を作成しました。昔見た時は Windows にしか対応していなくて Macユーザとしては思いっきり納税意欲をそがれたものですが、今は Mac にも対応しています(ただしブラウザは Safari のみ)。
テクスト: 篠田節子『ロズウェルなんか知らない』 東京、講談社、2008年。初刊は同社、2005年
《'10年2月28日(日)読了》
舞台となる駒木野町は、今やただ滅亡を待つのみの過疎地である。
かつては、東京から最も近いスキー場を擁する町として、大いににぎわっていた。しかし、新幹線と高速道路が整備されてゆくにつれ、状況が変わってきた。最寄りの在来線駅からでさえバスで40分、高速道路インターチェンジからは1時間20分もかかるこの僻地に、誰も来なくなってしまった。スキー客は、新幹線や高速道路を使って駒木野を素通りし、より遠方の、雪質の良い豪華なスキー・リゾートへ行ってしまうのである。
町では何とか町おこしをしようとはするのだが、いかんせんもともと満足な観光資源などない土地ゆえに、観光客を誘致することなどできるわけがない。しかも、ろくに経営努力なんてしなくても、スキー客を相手に殿様商売をしていられた、昔の味を知ってしまっている年寄りたちは、“お客さま相手の仕事”をしようという気など、さらさらない。こんなふうだから、東京の旅行代理店からも引導を渡されてしまう。
このままでは、町の人間たちは町もろとも滅びゆくしかない。座して死を待つというのか。いや、そんなわけにはいかない。
ついに有志たちが立ち上がり、とんでもない計画を思い立つ。駒木野を、UFOやらなにやらの超常現象の名所に仕立て上げ、「四次元地帯」として売り出そうというのだ。さながらイギリスのミステリー・サークルのような種々のいたずらをしかけて、オカルト好きの観光客を集めようともくろむ。
「日本全国、テーマパークのあほらしさを見てみろ、グリム童話の世界に、オランダ村だぁ、モンゴル村だぁ、ロシア村だぁ、イギリス村だぁ……。金髪のネエちゃんにビール運ばせて、ラブホみたいな展示館つくって、国辱もんだ」
「円盤も座敷わらしも、ばかばかしさじゃ、変わらないか、確かに」
「で、具体的にはどうしましょうか?」
誠が、前向きな口調で尋ねる。
「やるべ。俺たちだけで仕掛けて、日本の四次元地帯体験ツアー」
[179頁]
さて、過疎の田舎町が町おこしをしようというとき、一番の障壁は何であろうか。関連法規という問題も確かにある。資金の問題も確かにある。観光資源やアイディアの是非というのも要だ。しかし、なによりも大きな障壁となるのは、実は、ほかならぬ地元のイナカモノたちなのである。
「何をやろうと勝手だというのは、都会の者の流儀だ。ここにはここのしきたりがある」
ツルサダがそう言ったとたん、厚が腰を浮かせた。
「あんたたちはいちいち、人のやることに文句をつけるだけじゃないか。それならお袋と二人、死ねっていうのか」
靖夫はこの場に厚を連れてきたことを後悔した。徳雄がレジを閉めていて手が離せず、援軍欲しさに声をかけたのが間違いだった。
「その言いぐさは何だ。若造が」
ツルサダがこめかみの血管を青くふくらませる。
[314-15頁]
この物語は、町の人々がみんなで協力し合って、都市部から観光客を呼ぼうという話ではない。敵は町内にいる。とにかく、土地のイナカモノどもが邪魔である。
有志たちの試みは結局崩れてしまうのかと思いきや、最後の最後、起死回生の反撃をかますのは、やはり土地のシガラミのないヨソモノだ。
[役場の産業観光課の]カウンターから見える席に、窓を背に石井[課長]は座っていた。のそりと立ち上がり、サンダルの踵を引きずりながら出てきて、「何か?」と尋ねた。
「『何か』はないでしょう。『何か』っていうのは、何なんですか。一般町民に向かって」
いきなり川崎が絡んだ。宣戦布告だ。
「接遇研修くらい受けたでしょう、管理職のあなたが、それですか」
(略)
「‥‥おまえたちが勝手に変なものを作っただけじゃないか。 ─(略)─ いいか、町がやろうとしているのは、おまえらの犯罪の尻拭いなんだ」
川崎の背後で、内心びくついて、止めるに止められない靖夫を見据え、石井は怒鳴った。実際のところそうした地縁血縁でつながった町なのだ。
「なるほど、ここは町民をおまえ呼ばわりするところですか」
川崎は冷静な声でさえぎった。
石井は、言葉につまったように黙りこくった。
[615-18頁]
役場を訪れた住民を職員が「おまえ」と呼ぶことなど、トカイの感覚ではまず考えられない。場合によっては「あんた」と呼んだだけでも問題である。こういうふざけたことが平気で起きるのが、イナカ空間だ。私の住む町も、ちょっと前まではただの田舎町であったから、そのへんのことはよく知っている。もっとも、そんな理不尽はヨソモノには通用しないので、きちんと筋を通すトカイジンの勝ちである。
さて、自分たちの存続をかけて町おこしに奔走する有志たちと、それをみだりに邪魔するイナカモノたちとの攻防、ということで話は進んでゆくのだが、最後は思いもよらない形の結末が待ち受けている。とはいえ、きちんと伏線は引かれているから、注意深い読者なら予測できるだろう。
いやはや、それにしても、篠田節子氏というのもはずれのない作家だ。今回も存分に楽しませてもらえた。
ところで、題名に掲げられているロズウェルという地名は、作中には一度も出てこない。その筋では有名なこの地名ではあるが、知らないという人は、本書を読む前に参考情報に目を通しておいたほうがよいのではないかと。
※ 「Yomiuri Online」 >> 「サイバー攻撃に無防備、193自治体」
自治体ではないのですが、自治体の外郭団体のような所で、思いっきり無防備な施設を1つ知っています。
そこのサーバは1度、海外からの不正アクセスによりクラックされたことがありまして、その原因というのが、管理者のログインIDとパスワードが両方とも「admin」だったからという、全くもって常人の想像を絶するものでありました。
さすがに今は少しは分かりにくいID/パスワードにしていると思いますが。まさか「kanrisha」とかではないはず。
昨日、知人の女性に、鷲宮神社に行ったことがあるかと尋ねたら、「痛車が多くて身の毛がよだったわ」と言っていまして。
──なにもそこまで言う必要はないんじゃないかと。
私は痛車というものを2度しか見たことがありません。初めて見たのは去年の1月のことでした。その後、遠目に見るとレーシング・カー的な装飾でありながら、近くで見るとVocaloid少女の名がローマ字で書かれてある、というものを見かけました。
ただ、その方面のことを知っている知人(前出とは別の人)に言わせると、私が目撃した2台は、痛車の中では比較的「健全」なほうであって、多くはエロゲのキャラをデカデカと描いていたりするのだとか。
で、話は戻りますが、私は鷲宮神社に行ったことがありません。そう遠くもない(車で40〜50分)ので、そのうち寄ってみようかなと思っています。
あゝ皐月仏蘭西の野は火の色す君も雛罌粟われも雛罌粟
雛罌粟【こくりこ】
[与謝野晶子]
昨夜ふと思い出した有名な短歌。下の句のすばらしさと裏腹に、晶子らしくもなく上の句が全然いけていないような気がするのは、私だけでしょうか。これ、三句切れにしないほうがよかったのではないかと、いつも思うのですが。
まあ、好みの問題と言われればそれまで。
※ 「Yahoo!ニュース」 >> 「ネット住民を和ませる『404not found』画像」【web R25】
えーと、昔からの常連のみなさんはご存知と思いますが、当サイトも「404」で遊んでいます。
※ 手っ取り早く当サイトの「404」を見るためのダミー・リンク
ちなみに「403 Forbidden」でも遊んでいますが、今この記事を読むことのできているみなさんが「403」を見る機会はまずないと思います。
昨日の午後、韓国のネット・ユーザたちから「2ちゃんねる」へのサイバー攻撃が始められたという話は聞いていたのですが、何と、今日の夕方まで続いていたらしいですね。そして、日本側からも応戦していたユーザがかなりいたとか。
そんなことをしても、金妍兒選手も浅田真央選手も喜ばないと思うんですけどねぇ。両国とも、どれだけ幼稚な暇人がいるんですかね。
※ 「Yahoo!ニュース」 >> 「『保活』勝った人負けた人」【Aera】
「保活」という言葉があったんですね。
こういう記事を読むとせつなくなってくるなぁ。私の知り合いで子持ちの夫婦には、こういう苦労をしている例はないのですが、よほど運がいいのかなぁ。