人口800人なのに観光客が一日当たり1万人押し寄せるというオーストリアのハルシュタットでは昨年、インスタ蠅よけのため撮影スポットに壁を設置したらしく──

同じようなものが日本でも出現することになるそうです:

オーバーツーリズムというか観光公害は、もはや単に観光客が多くて騒がしいという話では済まなくなっていますよ、各地とも。

全く京都の風情もなにもあったもんじゃないっていう。

あこがれのベネチアもこの惨状。

国内も海外も有名な観光地はどこもひどい状態ですから、落ち着きたい人は穴場を求めるのですが、そうするとわざわざ「まだ知られていない日本」などと銘打って世界に知らせてしまう奴が出てくるため、つい何年か前まで知る人ぞ知る所だった片田舎が大変なことになったりするわけです。

これはどんな仕事でもそうだと思いますよ。

私自身、ウェブ制作なんて学生バイトだけで十分だと言われたことがありますね。まあ、学生バイトだけでやらせてみたらどうなるか分かりますが。そういうのが得意な学生もいますので、実益を兼ねた趣味でやってくれる人は見つかるかもしれませんけど、その学生が卒業してよそに就職したあとはどうするのでしょうかねという話です。えっと、実例です(笑)

さて、最近はDIYがはやりで、車いじりや日曜大工のようなものが以前より簡単にできるようになってきてはいます。難しそうに見えるけど自分でやってみたら意外と簡単というものもある一方、簡単に見えるけど自分でやってみたら意外と大変というものがかなり多いと思います。 YouTubeで「ここのネジを緩めてこう動かせばこのパーツは簡単に外せます」とか解説しているけど、外れねえよっていうことが(汗)

上記記事にあるエアコンのバケット工事なんて、そりゃ素人には無理でしょうな。窓用エアコンの設置ぐらいなら自分でできましたけどね。

座席カバーやハンドルカバーといった、車のインテリア商品を探していて、いつも不満に感じることがあります。端的にいって、テイストがみなほぼ同じなのです。似たり寄ったりのものしかありません。

概ね次の4種類に分かれます:

  • スポーティー(黒、赤、レーシングカー風など)
  • 成金っぽい高級感(レザー調、木目調、田舎ヤンキー御用達ブランドなど)
  • カワイイ(ピンク、花柄、漫画キャラなど)
  • ただ地味(グレー、ネイビー、ブラウンのベタ塗りなど)

本当にほぼこの4種類しかありません。普通にしゃれたもの、例えばタータン、モロッカン、ペイズリーなんてものはまず見当たりません。もちろん探しまくればそれっぽいものも多少なくはないのですが、色合いや素材にこだわると選択肢がなくなります。

カー用品屋って、アレなの?

カードローンの過払い金は手続きをすれば戻ってきますよ、というのと並んでよく見かける法律事務所の広告に、B型肝炎給付金は手続きをすれば受け取れますよ、というやつがありますよね。だいたいざっくり、次の条件の一つでも当てはまる人は給付金を受け取れるというようなことをうたっています:

  1. 1941年(昭和16年)から1988(昭和63年)までに生まれた。
  2. 小学校で注射を受けたことがある。
  3. 一度でもB型肝炎と言われたことがある。

ということは、1番と2番が該当する私は給付金を受け取れることになりますよね。そして、1番に該当する人は人口の何割いるのかという多さになってしまいます。

もちろん、実際には(症状の有無は関係なく)B型肝炎ウイルスの感染が確認されているということが前提の話ですから、私は該当しません。しかし、その手の法律事務所の広告のほぼすべてでは、その大前提が明示されていないので、こういう広告を見てアホが勘違いする可能性はないとはいえないでしょう。

私もはっきり記憶していますが、小学校のある時期までは集団予防接種で注射器を使い回していましたね。確か1本の注射器で2人に接種していました。今となっては全く信じがたい恐ろしいことです。真面目な話、私も検査を受ければ感染が確認されるかもしれません。ただし、症状がない場合の検査は保険適用外だそうで。

これは衝撃的でした。

今の20〜30代の学力水準がそんなに低いのだとすれば、近年の国語教育に問題があるとしか思えません。

「常陸」が読めないとなると「常陸牛」どころか「常陸宮」も読めないことになりますよね。

あるいは、関東の旧国名だから関東以外の人にはなじみがないのだとしたら、「武蔵」「相模」「下総」「上総」「安房」「上野」「下野」も読めないのですか。

だいじょうぶ?