そう、これって意外と勘違いしている人が多いみたいですね。

自動車保険(任意保険)は、自分の過失責任の分を補償するためのものなので、10:0で自分の過失がゼロの場合に自分の保険は一円も下りませんし、保険会社は何もしてくれません。相手方の保険会社と素人の自分が交渉することになります。

記事にもある通り、そういうときに備えて弁護士特約を付けておくべきですな。あるいは別に弁護士保険に入っておくとか。ちなみに、保険会社に弁護士の紹介を頼むと質の悪いのをよこすことがあるため、自分で弁護士を探したほうがいいとも聞いています。保険会社にはあくまでも弁護士費用の補償だけしてもらうということですね。

あと、やはり無保険車傷害特約も付けておくのがよろしいかと。深刻な後遺障害が残っているのに相手が一円も出さないので泣き寝入りなんていう事態は、何としても避けなければなりません。恐ろしいことに、10台に1台は無保険車というのが実情らしいので。

自転車の危険運転は目に余るので、この法改正案は良いと思います。ただ、自転車利用者は免許証などを携帯しているわけではないため、違反切符を切る際にどうやって本人確認をするのかというのが懸念点ですが。

さて、この法改正案には異論も少なくないようです。

改正案が公表された4月以降、警察庁には「歩道走行は全て禁止されるのか」「狭い車道もあるのに取り締まるのはおかしい」といった計約5900件の意見や問い合わせが相次いだ。
[同]

自動車の運転免許を持っていない人の感覚だと、そういう疑問が出てくるのも分かります。けれども、あまり心配する必要はないと思いますよ。

「自転車歩道通行可」の標識

まず、そこそこ交通量のある道路であれば、歩道に「自転車歩道通行可」の標識(写真)があり、そこは自転車が歩道を走ってもかまいません。私の住む街で意識的に見て回っても、「自転車歩道通行可」でない歩道を見つけるほうが困難です。ですので、自分がふだん自転車で走り回る生活圏については、その標識のない歩道があるかどうかを確認しておけばいいでしょう。

次に、自転車の通行区分に関する規定はかなり曖昧で、

  • 自転車が車道を走るのが危なそうな場合は、歩道を走ってもよい。
  • 13歳未満の子供と70歳以上の高齢者の自転車は、歩道を走ってもよい。

──ということになっています。車道が危なそうな場合は、なんてのは主観的としか言いようがなく、本当にかなり曖昧なのです。

だから、単純に自転車が歩道を走ったからといって取り締まられることは、絶対とはいえませんが特殊な事情がなければまずないでしょうね。現実的には、歩道通行時に歩行者を優先しなかったとかで取り締まられることになるでしょう。実際、歩行者を蹴散らすようにチリンチリン鳴らしながら歩道を走るジジイ自転車なんかを見かけますので、ああいうのがビッシバッシと捕まることになると思います。

むしろ自転車が気をつけるべきは、歩道を走るのがどうのこうのという以外の事柄だと思います。ながらスマホ、ながらイヤホン、車道逆走、信号無視、一時停止違反、などなど。

そうそう、運転免許証を持っていない人は本当に分かっていないみたいですけど、逆三角形の「止まれ」の標識があったら、自転車も絶対に停止線でいったん停止しないといけないのですよ。もし停止線のペイントが薄くて判別不能の場合は「止まれ」の標識の位置が一時停止位置になります。

まとめると──

  • 自転車は車道通行が原則。だが、絶対に歩道を走ってはいけないかというと必ずしもそうでもないので、あまり神経質にならなくてよいのでは。
  • ただし、車道を走る際には「車両」扱いになるので車両として交通法規を守らなければならないし、歩道を走る際にはあくまでも歩行者優先を守らなければならない。

一番よろしくないのは、車道を走ってきたくせに歩行者用信号で横断歩道を渡ったりするようなやつですな。よく見かけます。取り締まりの警察官がいたらたぶん一発アウトです、それ。

アメリカのトランプ大統領、ロシアとウクライナの戦争を1日で終わらせると豪語していたのは実現できなかったので、今度はイスラエルとイランの戦争を数日で終わらせてみせて名誉挽回しようと図ったのかもしれませんが、そう甘くはないという話で。

そもそもどれほどこじれている問題なのか、どこの国がこじらせた結果こうなっているのかを理解していないのなら、変な手の出し方はやめておいたほうがいいと思いますよ。

とりあえずトランプ氏が事を大きくしない方向であることだけは評価しておきますけど。

どうも解せません。

イスラエルに汚れ仕事をやらせておいて、アメリカとしては「おいおい、あまり乱暴な真似はするなよ」と口先だけで言いつつ止めずに眺めているという姿勢を続けるものだと思っていましたが、さっさと直接イランに手を出してしまったのにはびっくりしました。しかも、アメリカのトランプ大統領は、攻撃するかどうか2週間以内に決めるなどとのらりくらりなことを言っていたのが、そのたった2日後に。

イスラエルが劣勢であれば同盟国のアメリカが支援するのもまだ分かるのですが、戦況はどう見たってイスラエルが圧倒的にイランをボコっています。アメリカのバンカーバスターの威力に頼らずとも、モサドの工作やらなにやらで結局はイスラエル単独でできてしまえたはずです。

金にならない戦争はしない、無駄にアメリカ人の血を流さない、というのがある意味ではトランプ氏の数少ない取り柄の一つ(その点はブッシュ・ジュニア氏なんかとははっきり違いますな)だと思っていたので、一体何ごとかとかなり驚いています。

考えられるのは、トランプ氏が何か金の匂いのするものをあのへんに嗅ぎつけたのかな、というところでしょうか。あの人、何も考えていないのか、ものすごくあれこれ考えているか、どちらかですね。知性はなくても悪知恵はある人ですから。あまり世界を振り回さないでほしいです。

最近こういうのが増えているようで。

わざわざ「逮捕状」をビデオ通話で見せたりすることもあるそうですね。「すいませんでした、私がやりました。逮捕しに来てください」とか「どこの警察署へ出頭すればいいか教えてください」とか言い返してみたいので、ぜひ私にかけてきてほしいのですが、今のところまだです(笑)

えっと、一応模範的な対応としては「折り返し連絡しますので、管轄の警察署と担当捜査員のお名前を教えてください」と返し、その警察署の電話番号を自分でネット等で調べてかける、というものです。警察もそうするよう推奨しています。

真面目な話、逮捕状が出ているなどとわざわざ電話で容疑者に伝えたら、逃亡のおそれがありますから、警察がそんなことをするはずがないのですよね。逮捕状の執行は、実際の場面をテレビなんかで見たことがあれば分かるはずですが、警察官が数人がかりで容疑者の所へ押しかけて鼻先に逮捕状を突き付け、有無を言わさず手錠をかけて「□時□分、逮捕!」とやるものです。