記事にある通りで、文書化されていない上にトランプ氏の気分次第で振り回されることになるだけですから、あまり細部をつつかないほうがいいです。4年間そっとしておきましょう(笑)

このごろエプスタイン文書絡みで大変なトランプ氏が、マスコミの目をそらさせるために何かでかい〈手柄〉のネタが欲しいと思っていたところへ、折良く赤沢氏の8回目訪米があったので、日本とディールをまとめたぞとトランプ氏が誇張気味に吹聴している、という見方がありまして、まあそんなところなのだろうと思います。だから、いやそれは話が違うなどといちいち細かいことをこちらから言わないであげておいたほうがいいですね。関税15%という結果ですら完敗なのに、さらに悪い方向に持っていかれてしまいます。

こんなとき、故・安倍氏ならゴルフ場でトランプ氏に何か言ってうまくなだめていたと思いますが。

このほど海外で起きた事例です。

ピンときた人は多いでしょう。私が過去に何度も言ってきた問題です。

まことに残念ではありますが、もし周囲に私一人しかいない状況で体に不調をきたし倒れてしまった女性は、己の不幸を呪ってください。私は3メートル以上離れた所から「具合が悪いんですか? 救急車を呼びましょうか?」と声をかけ、場合によっては119番通報するぐらいしかできません。以上です。

これは決して成果などではありません。完敗ですよ、完敗。そして失態です。

トランプ米政権が日本に通告した25%の関税発動まで約1週間に迫った22日(日本時間23日)、日米交渉は合意に達した。日本は「相互関税」だけでなく、最優先だった自動車関税の引き下げにも成功し、最悪の事態は避けられた。

もともと2.5%だった関税が、まともな根拠もなく最終的に15%に引き上げられる結果となり、しかもあれを買えだのこれに投資しろだのさんざん条件が付けられていて、何が「最悪の事態は避けられた」なのでしょうかね。理は一点の曇りもなく明らかに百パーセントこちらにあるにもかかわらず、期限を延ばして交渉継続に持ち込むことすらできなかったとは、関税自主権を失った幕末の不平等条約以来の失態です。

まあ、トランプ氏が退場するまで3年半の我慢と思うしかありませんかね。あるいは、幕府の失態を明治政府の小村寿太郎がひっくり返したようなことを、次以降の政権に期待するとしましょうか。

全国的に厳しい暑さになっているようですが、もちろん当地埼玉もなかなかです。猛暑日と熱帯夜が1週間以上続く予報を見るだけでうんざりしてきます。

もともと夏は私の好きな季節なのです。でも、私の好きな夏ってこういう夏ではないのですよ。最高気温は28度や29度で、30度を超える日があって「いやぁ、今日は暑いねぇ」と額をぬぐい、それでも日が沈む頃には涼めるくらいになって、夜は窓を網戸にして眠れる──というようなのが私の好きな夏です。昨今のこんな夏ではありません。

中高年の人間が、昔の夏はこんなふうではなかったと思うのは、気のせいではありません。実際に過去の気象データを参照してみると分かります。

もちろん年によってやたら暑い夏やそうでない夏はありますが、40〜50年前ならば概況としては昨今の夏みたいに連日猛暑に熱帯夜というのが当たり前ではなかったことが分かります。