日本のオーバーツーリズム問題を緩和するため先月から対策を講じてくれている中共ですが、またしてもわが国に大いなる協力を寄せてくれています。

日本が防衛力を強化せざるを得ない理由、わが国の安全保障をめぐる厳しい実情を、中共がこんなふうに具体的かつ実体的に示してくれているため、高市総理や小泉防衛大臣がわざわざ丁寧に説明するまでもなくアホでも分かるという状態です。やたら忙しい現内閣の仕事を、中共が大幅に軽減してくれています。政府としては北京に感謝すべきですね。

まあ、中には目下の東アジア海域の状況を見ても防衛力強化の必要性が理解できないと言う人たちもいるみたいですが、そんなのはどうせ懇切丁寧に説明してあげても理解できないというかそもそも理解する気が最初からない人たちなので、放置しておけばいいでしょう。相手にするだけ時間の無駄です。日本は、昨年10月から今年10月まで丸々1年を無駄にしてしまっていますから、これ以上の時間を無駄にするわけにはいきません。

本当に、高市総理って〈持っている〉としか言いようがないのですよね。周囲で勝手にいろいろな良い効果が出てきますから。すべてとは言えないにせよ多くのことがすさまじい速さで良い方向に動いており、内閣発足から1カ月でそれ以前の1年間を超える仕事を片づけている感があります。特に日中関係については、過去30年で最も正常な状態といえるのではないでしょうか。

最初に X (旧Twitter) で見かけた時は、てっきりフェイクニュースだと思ったのですが、何と本当だったという──

軽自動車はアメリカ市場一般には向かない気がしますけど、それでも、大統領が日本ではああいう車が走っていると認識し、しかも「キュート」だと評価した、ということに大きな意味があると思います。馬鹿でかいアメ車が日本で売れない事情も少しは理解できるようになるでしょう。

アメリカでは日本の古い軽自動車(特に軽トラ)が一部マニアにウケているという事情はあります(YouTubeで “kei car” とか検索してみるとなかなかおもしろいですな)が、あくまでも趣味で近所で乗り回しているとか、軽トラはオフロードでもそこそこいけてしまうので自分の農地を移動するのにカートみたいな感じで使っているとか(どこかの国みたいに農地がチマチマしていませんから)ですね。アメリカ国内で軽自動車が製造され始めたら、あの国には本当にアフォが多いので、N-BOXでインターステートを走ろうとする奴が出てきたりして騒ぎになるかもしれません(笑)

立憲民主党の岡田衆院議員が中共の謀略工作機関と仲良しこよしだという事実は、同党のウェブで写真を何枚も添えて堂々と大っぴらにしているので、知っている人なら知っている常識ですけど、このことについて追及するオールドメディアはなぜかほぼ皆無でした。昨年からずっと、このことはいつになったら騒ぎになるのだろうと、不思議でたまりませんでした。はっきりいって、そういう国会議員がいるということ自体が対外的にとても恥ずかしいです。

しかしながら、そういった〈とっくに分かっていることなのになぜか紙や電波にははっきり載らないこと〉が、高市内閣発足以来とりわけ例の台湾有事発言以来、次々と炙り出されているというか勝手に炙り出てきてくれるものですから、ここのところ毎日おもしろくてたまりませんよ。

国民の半数以上が言っているのだから正しい、などとポピュリズムで物を言うつもりはありません。しかしそれにしても、国家と国民のためではなく親族企業の中国展開のために働くような国会議員は、この国にはいりません。台湾海峡とバシー海峡を中共軍によって封鎖され、アメリカ軍が出動しても状況が好転せず、日本に石油その他の物資が入ってこなくなっても、指をくわえてただ眺めていろなどとほざく輩どもは、永田町から排除しなければなりません。

高市総理の台湾有事関連発言に対して、子供じみた嫌がらせぐらいしか打つ手がないものだから、あろうことか国連の旧敵国条項まで引っ張り出してきて、その気になればいつでも日本に武力攻撃ができるんだぞと脅していた中共ですが、それでも全く日本が折れる気配がないので、今度はサンフランシスコ平和条約なんか無効だとか抜かし始めました。

日本はサンフランシスコ平和条約によって台湾を放棄したので、そのあとのことには関わっていない、という従来のわが国の見解を、高市総理が改めて述べたのに対して、中共がピキーンと反応したようです。

中共によるサンフランシスコ平和条約無効説は、実はそう目新しいものではありません。北京は例えば尖閣諸島の件が持ち上がったときなどに、同条約は無効だから沖縄の帰属は未決だという屁理屈をこねて、台湾と尖閣の次は沖縄に手を出すという野心をチラチラさせてきました。もっとも、それはあっちで勝手に言っているだけの内輪ウケみたいなものだったのですが、今回は駐日中共大使館が公式に X (旧Twitter) で日本語で表明してしまったため、ちょいと祭りになっています。

いやぁ、馬鹿ですねぇ。やっちまいましたよ。

みなさん、高校の日本史の授業で教わった近現代史を思い出してみましょうね。

サンフランシスコ平和条約が無効となると、台湾の法的地位の根拠は下関条約によることになりますから、台湾は日本領になってしまいます。中華民国領ですらありません。日本で一番高い山は富士山ではなく玉山(旧・新高山)になりますよ。なお、このネタで台湾のネットでは「俺たちは日本人になるみたいだから日本名を考えなきゃ」と盛り上がったりしているそうで。

また、北方領土についても国境の確定は樺太千島交換条約までさかのぼるため、北方四島のみならず千島列島が一括で日本領ということになります。プーチン氏が習近平氏にキレる様子を想像すると(ニヤニヤ)

さらに、もしかしたら満洲国の復興とか遼東半島の日本への割譲とか様々な事態が引き起こされる可能性もあります。

というか、そもそもサンフランシスコ平和条約が締結された当時まだ連合国から存在すら認められていなかった中華人民共和国が、何をほざいているのかという話なのですがね。

年内に訪中って、何をしに行くつもりなのでしょうかね。何の役にも立たないし、邪魔になるだけだと思うのですが。

中国共産党の対外交流部門、中央対外連絡部(中連部)の劉海星部長との会談を模索しているが、中国側からの明確な返答はないという。
[「Yahoo!ニュース」]

そりゃそうですよ。変なことをしたらプーさんが怖いですもん(笑)

ところで、日本人アーティストの公演が中止させられたりするという子供じみた嫌がらせが続いている中共ですが、そんな中でもかの国で商売安泰の日系企業もあるみたいですよ。

ほう、なるほどねぇ。いや、もう、ニヤニヤが止まらないというかなんというか。