ぶっちゃけ、このたびの兵庫県知事選には基本的に関心がなく(何せ遠い他県の知事選)、どの候補を応援したとかしなかったということもないのですが、選挙後に聞こえてくることについてはいくつか思うことがありまして、その一つ──

公職選挙法に違反する疑いがあると言っている人が多い割には、なぜ誰も告発しないのでしょうか。それこそ敗れた陣営にとっては起死回生の好機ですよ。

疑いがある疑いがあるというだけで騒ぎを大きくするやり口って、どうなのですかねぇ。いつかどこかで聞いたような話ですが。そのうち「疑惑は深まった」「疑惑はかけられた側が晴らす責任がある」「疑惑はさらに深まった」とかひたすら責め続けるのかもしれませんね。告発して白黒つければいいだけなのに。

タイヤのホイールナットの「増し締め」というものがあります。

これについてはだいたいどんなものにも同じようなことが書かれていて──

タイヤ交換後、50~100km走ったあとに再度規定トルクで締め直すと、この初期なじみがが解消し、ナットやスタッドボルト、ハブやディスクホイールに異常がない限り、当面ナットがゆるむことはない。こうしたホイールナットのトルクチェックは、タイヤ専門店、カー用品店、ディーラーなどに行けば無料で行ってもらえるので、何かのついでに立ち寄って、きちんと点検してもらうことが重要だ。
[「AUTO MESSE WEB」。ただし部分強調は筆者]

そこで「何かのついでに立ち寄って、きちんと点検してもら」おうとすると、大概はめんどくさそうな顔をされます。タイヤ交換などをした際に、100キロぐらい走ったら増し締めするから立ち寄ってくれとちゃんと案内してくれる店であれば、そんなことはないのですが、そうでない所で増し締めを頼むと露骨に嫌な顔をされます。ある店では完全に馬鹿にした顔で「サーキットにでも行くんすか?」と言われたことがありますし、聞いたところによるとディーラーに問い合わせたら「そんなの必要ありませんよ」と言われた人もいるとか。もうね、こちとら〈増し締め難民〉ですよ。どこに行けばいいのですか。

近年、走行中にタイヤが外れる事故もポツポツ起きていますし、業界のみなさんも意識を変えてもらいたいものです。

他人事ではないですよ。

昨夜放映されたNHK大河ドラマ「光る君へ」第45回「はばたき」は、やはり藤式部(紫式部)の旅立ちや藤原賢子の宮中デビューを踏まえて「はばたき」というタイトルにしたのでしょうが、私は史実と虚構をきれいに織り合わせた平安裏話集のようなものとして楽しみました。

まず冒頭、前回藤原道長が詠んだ有名な駄歌「この世をば‥‥」の意味について、四納言が意見を交わすというおもしろい場面から始まりました。あれは実際、かの和歌の解釈をめぐる諸説を代弁しています。

  1. この世は俺のものだ、という傲慢な歌。
  2. すべて満足で今夜は最高だ、というパリピな歌。
  3. 10年前に藤式部が敦成親王の御産養の祝宴で詠んだ歌の本歌取り。

四納言は (1) か (2) かで意見を述べていましたが、本ドラマとしては真相は (3) ということにしています。しかも、本歌を藤式部が詠んだのが史実通りの祝宴ではなく、道長と二人だけの場だったとアレンジされている(第36回「待ち望まれた日」)ので、「この世をば‥‥」は10年越しの愛の返歌だという脚本です。なるほど、あれはこうするための伏線だったようです。

のちに『栄花物語』と呼ばれることになる道長伝記の執筆を、源倫子が藤式部に依頼していた前回に続き、今回は藤式部がそれを丁重に断る場面がありましたが、その台詞がまた振るっていました:

「心の闇にひかれる性分でございますので、『枕草子』のように太閤様の栄花を輝かしく書くことはわたしには難しいと存じます」─。これ、要するに、わたしはあなたの知らない道長の陰の部分をよく知っているので、あなたが望むような光ばかりの物語に仕上げることはできないのですよ、と言っているわけです。

もちろん、倫子もそういうところは解した上であの笑顔の返し、いつもながら怖いですね。まあ、いい人ではあるのですが。

『栄花物語』の作者は赤染衛門であるという説が最有力で、本ドラマでも結局、倫子から赤染衛門が執筆依頼を受けました。そんな重い役目を任され「まことにわたしでよろしいのでしょうか」と問う赤染衛門に、倫子はにっこりと笑って「衛門がいいのよ」─。あのぉ、あなたはその仕事を先に藤式部に頼んでいませんでしたっけ? まあ、いい人ではあるのですが。

そうそう、ネット界隈での赤染衛門の「レッド姉さん」という異名、私は結構好きです(笑)

さて、最後になってあの周明が久しぶりに再登場しました。突然登場して突然消えてしまったままではあまりにも不自然なので、恐らく刀伊の入寇に絡んで何らかの形で再登場するのだろうとは思っていましたが、まさか藤式部が思いつきで太宰府まで旅に出てそこで再会するという筋書きは全く想像していませんでした。確かに、かつて藤原宣孝が太宰府に赴任していたことがあるという縁はありますから、こういう展開はできなくもないですけど、下級貴族とはいえ貴族の女性が従者1人を連れて須磨や明石どころかはるばる太宰府まで旅をするなどという話には、さすがに首をひねりました。本ドラマは、ドラマである都合上、いろいろな〈平安貴族あるある〉ならぬ〈平安貴族ないない〉が盛り込まれていますが、それらの中でも藤式部に太宰府まで旅をさせるというのは〈絶対ないない、ないったらない〉でしょうな。

生徒に死者が出る痛ましい事故(事件といってもよさそうだが)であるため、こういうことを言うのは控えていたが、発生から1週間以上たったし、とても大事なことなのでそろそろあえて指摘しておく。

みんな大人になるとなぜかコロッと忘れてしまうのが、私は不思議でならない。少年時代とりわけ中学高校時代のことを、よく思い出してみてほしい。記憶をよく掘り返してみてほしい。悪いことをする奴、不祥事を起こす奴は、大概が体育会系ではないか。このたびの事故(あるいは事件)もそれをはっきり示しているといえる。

悪い話のときに出てくる部活の名前といえば「またサッカー部かよ」「例によってラグビー部か」「いつも野球部員が裏にたむろって何してるんだろ」といった感じだろう。競技かるた部でリンチがあったとか、美術部が酒盛りをしていたとか、吹奏楽部員が強制猥褻行為をしたとかいう話は、まず聞かない。まあ、全国を隈なく探せば多少は見つかるかもしれないが、普通はまず聞かない。悪いことをする奴、不祥事を起こす奴は、大概が体育会系である。

だから、子供に体育会系の部活なんかやらせるのはやめたほうがよい。体育会系は非行の温床なのである。実際、件の高校の生徒たち自身がそういう趣旨のことを親に言っているようだ。

埼玉栄は1学年の人数が約900人のマンモス校で、普通科とスポーツの成績に優れて中学から推薦などで入学する保健体育科(保体科)に分かれる。部活動の盛んな学校として知られるが、普通科も難関大も含めて進学実績がある。3年生は受験シーズンを控え、不祥事による影響も懸念されている。

学校の雰囲気は事故後、どうなっているのだろうか。

「子どもは、特に普通科のクラスの中はそんなに変わらないって言ってましたね。保体科のやってることだからね、みたいな感じっぽいです。保体科ちょっとやべえってしょっちゅう子どもは言ってたんで。一部の生徒でしょうけど、もう態度が悪かったり、電車の中のマナーだったりとかなってないみたいですね」

え、体育会系だと礼儀が身につく? なにを寝ぼけたことを。ああいうのは礼儀とはいわない、ヤクザの人間関係というのだ。

単に自己顕示のため政府・与党に難癖をつけてハンタイを連呼するしか能のない立憲民主党や、庶民の味方のフリをしてだましやすい人々を取り込み実は国を滅ぼすことしか考えていない共産党などとは違い、国民のための政策議論を活発化させてくれるまともな野党が頭角を表してきているのは、とても良いことです。

30年近く据え置かれていた壁ですから、一朝一夕で動くものではありませんが、この機に何としても突き崩してもらいたいところです。

ところで、国民民主党と同様に「103万円の壁」を動かすことによる国民の利益を唱えて機関紙サイトにも出していたのに、なぜか国民民主党が目立ってくるとその「壁」解消案に難癖をつけ、自分たちも同じことを言っていたではないかと指摘されたらとたん機関紙サイトから当該ページを削除するという、笑えない喜劇をさらしている共産党とかいう政党があるのですが、そういうのって国民の敵という以外に何と呼んだらいいのですかね。