増し締め難民
タイヤのホイールナットの「増し締め」というものがあります。
- 「ホイールナットの「増し締め」はNG!? タイヤ交換後はかならずトルクチェックすることが、脱輪を未然に防ぐことにつながります」 << 「AUTO MESSE WEB」
これについてはだいたいどんなものにも同じようなことが書かれていて──
タイヤ交換後、50~100km走ったあとに再度規定トルクで締め直すと、この初期なじみがが解消し、ナットやスタッドボルト、ハブやディスクホイールに異常がない限り、当面ナットがゆるむことはない。こうしたホイールナットのトルクチェックは、タイヤ専門店、カー用品店、ディーラーなどに行けば無料で行ってもらえるので、何かのついでに立ち寄って、きちんと点検してもらうことが重要だ。
[「AUTO MESSE WEB」。ただし部分強調は筆者]
そこで「何かのついでに立ち寄って、きちんと点検してもら」おうとすると、大概はめんどくさそうな顔をされます。タイヤ交換などをした際に、100キロぐらい走ったら増し締めするから立ち寄ってくれとちゃんと案内してくれる店であれば、そんなことはないのですが、そうでない所で増し締めを頼むと露骨に嫌な顔をされます。ある店では完全に馬鹿にした顔で「サーキットにでも行くんすか?」と言われたことがありますし、聞いたところによるとディーラーに問い合わせたら「そんなの必要ありませんよ」と言われた人もいるとか。もうね、こちとら〈増し締め難民〉ですよ。どこに行けばいいのですか。
近年、走行中にタイヤが外れる事故もポツポツ起きていますし、業界のみなさんも意識を変えてもらいたいものです。
- 「【2週間前にガソリンスタンドで交換したばかり】走行中に”左後輪のタイヤ”が脱落し歩道へ…けが人なし ナットの緩みが原因か 北海道旭川市」 << 「FNNプライムオンライン」
他人事ではないですよ。