ことの発端は、グーグルが検索結果の最上部にAIによる要約文を表示する「AIオーバービュー(AIによる概要)」や、チャット形式で質問に答える「AIモード」を導入したことだ。

これにより、ユーザーは青いリンクをクリックしてニュースサイトを訪れることなく、必要な情報を得られるようになったと指摘されている。

これは別の意味で気をつけたほうがいいですね。まあ、分かっている人は分かっているでしょうが、「AIによる概要」は必ずしも正しいとは限りませんし、中途半端なこともよくあります(ChatGPTやGeminiなどもそう)。面倒がらずに信用に足る情報源を探してリンクを踏むべきです。

「AIによる概要」というのは、ざっくりいえばインターネットを見渡して書かれている情報をGoogleのAIが適当にまとめただけのものです。本当に信用できる情報源を抽出してくれているわけではありません。ちょうど時期も時期ですし、ためしにGoogleで「浄土真宗 お盆」と検索して、最上部に表示される「AIによる概要」を見てみてください。そんなの初めて聞いたわということが書いてあって、私はびっくりしました(笑)

茜雲忌

夏ゆけば教へひとつも習はずにただ四十とせを過ぐしきし身は

なつゆけばをしへひとつもならはずにただよそとせをすぐしきしみは

高校時代、英語の先生が妻子とともに御巣鷹山の事故で亡くなった。一番好きな先生だった。もう40年たったのか。

「我々が発表したことが事実ですぅ。ネットでまるっきり違うことがいろいろ騒がれているのは全部デマですぅ。黙らないと法的措置をとっちゃうぞっ」──と世の中をなめくさっていた広陵高校の末路がこれ:

引き合いに出したい記事は山ほどありますし、いじりたいところも多岐にわたってたくさんあり、真面目に書いてゆくと結構な論文になってしまうので、とりあえずざっくり簡単にまとめます。

報道陣の取材に応じた校長は、見た目や話し方は礼儀正しくきっちりしていて好印象がありますが、言っている内容はめちゃくちゃひどいです。野球部の不祥事が問題で出場辞退したのではなく、SNS等で叩かれていて生徒や関係者への影響も出てきているから仕方なく辞退することにしたのだそうです。

何と、一点の曇りもなく自分たちが被害者という姿勢! 暴行事件被害者に対する言葉は皆無です。こんなのが教育者──教育者なんですか? これでは広陵高校の生徒たちがかわいそうですよ。ネットで真偽不明の情報から特定個人を誹謗中傷したり、学校におかしな脅迫を送り付けたりしている馬鹿がウジャウジャいるせいで、学校側に被害者ポジションをとる材料を与えてしまっている側面は確かにありますが、それにしたって学校側の言い分は誉められるところが一つもありません。

そういえば、昨日たまたま学生スポーツの取材記者経験のある人とちょっと話す機会がありました。その人が言うには、1月下旬の暴行事件からの時系列を踏まえると、普通こういう場合に学校側が打つべき手としては、2月から3月中旬に全部ゲロって被害者との紛争をある程度まで治めた上で、年度替わりの時期に野球部監督ほか指導者たちをクビにして指導体制の一新、春季大会からの出場辞退、そして何ごともなかったかのように夏の広島大会から再登場、という形ではないかとのこと。まあ、そうでしょうね。中途半端というのが良くないです。中途半端を重ねてきた結果、昨日ついに最悪の形に至ってしまったのですし。

いやぁ、標的の家の近くまで来てウロウロしながら「途中で怪しいバイトだと思って帰るつもりだった」は通用しませんよねぇ。

こういうの、中身は書類だと聞いていたとか、いろいろ言い訳があって、たぶん上からそう言えば問題ないなどと吹き込まれているのでしょうけど、問題ないわけがないのですよ。真面目な話をすると、昨日や今日雇われたばかりのアルバイトに、顧客の書類を取りに行かせるなんてことはまずあり得ませんので。

頼まれて海外から持ち込んだ荷物の中に覚醒剤が隠されていたというのと同様に、知りませんでしたでは済まないのですよね。まあ、最初から変な方法で変な仕事には応募しないことです。

悪いことをする奴、問題を起こす奴といえば、だいたい体育会系と相場が決まっているというのが私の認識なので、高校野球部で不祥事があったという話を聞いても特に驚かないのですけど、広陵高校(広島)の事件はさすがにただごとではないと思います。

まず内容が、被害者側の話によれば、数日にわたり殴る蹴る、熱湯をかける、風呂に沈めるなど、本人が命の危険を感じたと言うほどすさまじいもの(被害届を警察が受理済み)というのが、常軌を逸しています。真面目に山岳ベース事件を思い出しましたよ。もちろん、被害者側の言い分はあくまでも片方の主張ということでとどめるべきではありますが。

また、この事件について学校が公表している概要では、頬を叩くなどの暴力という程度の表現になっているのが、あまりにもふざけすぎています。別件でもかなりえげつない被害証言が次から次へと湧いて出てきているようですし、そんな軽い話で終わるものとはとうてい思えません。

そして、学校ぐるみで事実を隠蔽し、高野連にもアレな報告で済ませ、被害者が転校して野球をあきらめなければならなかった一方で加害者たちがしれっと甲子園に出ているとは、一体どういうことなのでしょうか。これまで過去に、野球部員の一人二人が喫煙したとか、部と関係のない生徒がどこかで問題を起こしたという程度で、甲子園出場辞退となった学校の関係者たちは、この状況をどう思っているでしょうか。

広陵高校の事件は、被害者側から言われている内容が事実であれば、甲子園出場辞退とか一定期間対外試合停止とかで済むものではなく、野球部廃部が妥当です。だってこれ、不祥事というレベルではなくて、きっちり犯罪ですよ。殺人未遂に近いですから。

それと──こういう問題って広陵高校だけでしょうか。広島だけでしょうか。野球部だけでしょうか。ねえ、どうですか、全国の体育会系のみなさん。