8年近くひたすら安倍首相を攻撃し続け、最近ではとにかく手段も選ばずあれやこれやと揚げ足を取るどころか揚げていない足にまで食いついて騒ぎまくっていたのに、何をやっても政権を倒すことができず、選挙のたびに自民党がひたすら強いばかりで自分たちは負け続けだったにもかかわらず、いきなりあっさりと安倍氏本人の病気が理由で辞任することになって、結局自分たちが政権を退陣に追い込むという夢の成功体験を得られなかったという、そんな顛末に納得のいかない人々の怨恨のすさまじさを感じるばかりのここ数日です。まあ、彼らにしてみれば生き甲斐を失ってしまったも同然ですからね。

もっとも、アレな界隈ではすでに〈独裁者アベの圧政に耐えかねた民衆が団結・蜂起し、金曜日ごとに国会前で繰り返したデモによって、ついに政権を退陣に追い込んだ〉的な神話が徐々に創造されつつもあるようですね。アレな人々による歴史改竄工作は珍しくないのですが、内輪でしか盛り上がらない小説だということは分かっておいたほうがいいでしょう。

さて、そんな人々にとっての聖典のような媒体が、最後の最後に後ろから撃ってきたようですよ:

菅義偉氏は昨夕、自民党総裁選への出馬を表明しましたが、本当に首相になるつもりであれば、いわゆる〈黒いパンケーキ疑惑〉についてまずしっかり説明すべきでしょう。そうでなければわれわれ国民は納得しません。

〈黒いパンケーキ疑惑〉は、ほぼクロと断定できるにもかかわらず、いまだにどの報道媒体も触れていないという、前代未聞の不祥事です。恐らく官邸から報道各社に対し強烈な圧力がかけられているのでしょう。そのためまだ誰も〈黒いパンケーキ疑惑〉を知りません。かくも国民を愚弄した話があってよいのでしょうか。真相がすべてが闇の中のままで菅氏が政権を取ることなど、われわれは民主制国家の国民として断じて許しません。

〈黒いパンケーキ疑惑〉において菅氏は誰にどんな便宜を図り、どこでどんな悪事を働いたのか、自身の口から白状すべきです。媒体が報道しないのも、疑惑の内容が全く分からないからです。もちろんそれは、証拠が徹底的に隠蔽されているせいであることは言をまちません。菅氏はすべての証拠を開示し、事実を明らかにすべきです。

われわれ国民は、スガ政治を許さない。官邸主導により先月のサマージャンボが外れた怨みを、私は忘れない。

騒ぎの元となったFacebook投稿が削除されても、なお延焼を続けている模様です。

白井聡氏は当該投稿を削除するとともに、反省の弁らしきものを述べていますが、読んでみるとちっとも反省していないとしか思えません。どうせ勤務先の京都精華大学から叱られて、渋々削除しただけなのでしょうな。

そういうわけですので、私もささやかながら公益に資すべく、一滴か二滴にすぎませんが延焼に油を注ぎたいと思います。削除しましたで済むような問題ではありませんから。

改めて、アーカイブされている白井氏のFacebook投稿から掘り出しておきましょう。

Sathoshi Shirai / 荒井由実のまま夭折すべきだったね。本当に、醜態をさらすより、早く死んだほうがいいと思いますよ。ご本人の名誉のために。
http://archive.is/ZbSJH より

これは次の記事を受けての投稿でした:

つまり、安倍首相を支持するユーミンは早く死ね、と白井氏は述べているわけです。改めて言っておきますが、白井氏は京都精華大学で専任講師を務める政治学者です。

教員という聖職に就いていると、一般常識が欠如してしまう人が少なくないようなので、私ごときが僭越ながら親切に常識の一端を教えてあげますね。

居酒屋で管を巻いているくらいならともかく、SNSで大っぴらに人物を特定、名指しして「早く死ね」などと放言すれば、一般企業なら人事部付きの窓際ではないでしょうか。最悪、懲戒解雇ということも考えられなくはありません。

京都精華大学がどう処分するか、注目したいところです。

ところで、この白井氏というのはその界隈では割と知られたアレのようですね。私は全然知らなかったのですが、たまたま4カ月前に1度だけTwitterで見かけて名前は覚えていました。

教員という聖職に就いていると、一般常識が欠如してしまう人が少なくないようなので、私ごときが僭越ながら親切に常識の一端を教えてあげますね。

一般常識(というか大卒者なら自分の学生時代を思い出してみればたいてい覚えがあるはずのこと)から推察すると、白井氏のその講義だかゼミだかを履修している学生は、以下のいずれかです:

  • 思想傾向がもともと白井氏に近い。
  • 思想傾向は白井氏と異なるが、彼に提出するレポートはどう書けばいいかを心得ていて、楽勝科目として受講している。

というわけで、白井氏からレポートを課された学生たちは、みんな反安倍のことしか書かないに決まっています。

あのね、単位を質に取られている学生が、こういう課題で本音を書くわけがないでしょうに。私だって学生時代は、あの先生に出すレポートではシェイクスピアを賞賛しておこう、みたいなのはありましたからね(笑)

自分の周りでは安倍政権支持なんて一人もいないから、政権支持率があんなに高いのはおかしい、メディアの情報操作だ、とか妄想のたくましい人がよくいますけど、要するに白井氏と同類なのでしょう。世界が自分に都合よく縮小されているだけです。

話を戻しますが、ユーミン云々の件については京都精華大学としてきっちり落とし前をつけるべきでしょうね。

しかし、安倍首相はメディアと正面対決を続け、インタビューなどはいわゆる保守系メディアを中心に選別して挑発的だったが、六回の国政選挙に大勝し、史上最長の在任期間を達成した。

このことが、日本の政治史上、また、メディアの歴史の上で革命的なことは余り語られないが重要なことだと思う。つまるところ、テレビや新聞がどう放送したり書いたりしようが政治のうえで大事なことでなくなったのだ。

上記記事に書かれていることは、一言一句すべてその通りなのです。このことが理解できていない人は、なぜ安倍政権が不祥事を多く起こしているように見えるにもかかわらず長期間続いてきたかを理解できないでしょうし、なぜ野党が政権の悪を鋭く批判しているように見えるにもかかわらずひたすら支持率を落としているかを理解できないでしょう。

これは、政権を支持しているか否かとは全く別の話ですよ。

巨大報道媒体が政権側の政治家の発言を恣意的に切り貼りした上で一方的な論評を読者や視聴者に押し付けるだけのものであることは、すでに多くの人たちの知るところとなっています。閣僚の記者会見の内容などを知りたければ、ネットで冒頭から最後まできっちり見ることができます。報道が世論を操作できる時代は '00年代で終わっているのですが、当の巨大媒体の側の人たちがその現状を認識できていないため、記者たちがいくら寄ってたかって政権をたたいてもたたいても政権が倒れないという悲喜劇をさらしてきました。

新聞やテレビが影響を及ぼすことができるのは、新聞(紙)購読者層やテレビ視聴者層という絶滅危惧種だけですよ。

自民党の次期総裁選について、主要派閥が菅氏を推す流れがはっきり出てきて、北京ダックがすっかり涙目になっているようですね。そもそも北京ダック、なぜ世論調査では人気が高いのか、私にはさっぱり分かりません。恐らくは、やたらテレビの露出が多いようなので、テレビ視聴者層の意識に何となく刷り込まれているだけでしょう。

さて、3日前まで「安倍政権は史上最悪の内閣」「安倍さえやめてくれれば。安倍以外の首相なら誰でもいい」と狂ったように喚いていた人たちが、今日あたりから「菅が首相だなんて安倍よりなお悪い」などと言いだしています。あのぉ、安倍氏以外なら誰でもいいのではありませんでしたっけ?

もうね、その手の人たちのたわ言を理解しようとするだけ無駄ですよ。これまで何度も述べてきた通り、事実として、彼らは〈安倍政権を倒すためなら日本が滅びてもいいと思っている人たち〉なのです。それが今度は〈菅政権を倒すためなら日本が滅びてもいいと思っている人たち〉に変わるだけです。なぜか知りませんが、彼らはとにかく日本国と日本国民が憎くて憎くて仕方ないので、ナニ政権であろうと許さないのですよ。ええ、反国家的かつ反国民的な勢力にすぎませんから。