維新の会の馬場代表の発言に対し、共産党の小池書記局長がさっそく反発したようである。

小池はさらに Twitter (X) にも投稿している:

国民の人権を踏みにじり生命と財産を脅かす、国家と国民の敵である共産党が、かの「あなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という言葉を引き合いに出して他者に説教するとは、全くもって片腹痛い。ならば、共産党こそがまず「水着撮影会のごとき低俗でけしからんイベントには反対だが、彼らがそれを開催する権利は命をかけて守る」と言うべきではないのか。自分たちがいつも他者に対して行っていることが、今回はそのまま跳ね返ってきただけだ。ヴォルテールの爪の垢を煎じて飲むべきであるのは、むしろ共産党員どもだろう。

権利を自分たちの好き嫌いで自分たちの都合に合わせて恣意的にもてあそぶのは、少なくとも民主制の国における公党がやるべきことではない。もっとも、民主政治をまるで理解していない共産党にこんなことを説くだけ無駄だとは思うが。

ついでながら一応言っておくけれども、一般にヴォルテールが言ったとされる「あなたの意見には反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」という文言は、民主制の基本を端的に示す名文句だとは思うが、実際にヴォルテールが言ったという記録はない。マリー・アントワネットの「パンがないならケーキを食べればいいのに」みたいなもので、史実だと思っていると恥をかく。

また馬場氏[維新の会代表]は、共産党について「日本から無くなったらいい政党で、言っていることが世の中ではありえない。空想の世界をつくることを真剣に真面目に考えている人たちだ」と批判しました。

さすがにこれは馬場氏も口が過ぎるというものだ。

国民の人権を踏みにじり生命と財産を脅かす、国家と国民の敵である共産党が、民主政治の場すなわち議会から選挙という民主的手続きにより駆除されるべき害悪であることは事実だし、私も個人的にはなくなったほうがいいと思っている。しかしだからといって、公党の立場においては、特定政党自体の存在そのものを否定するような発言はすべきではないだろう。結社の自由は憲法が保障するところであり、たとえ共産党であってもそれは保障されなければならない。

とはいえ、共産党の側にも言っておかなければならないことがある。結社の自由を記述する憲法の条文は、次のようになっている:

第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
[憲法第21条。ただし部分強調は筆者による]

共産党は自らの存在を他党から否定されたことに抗議するのであれば、同様の文脈において、まず自らが水着撮影会騒動で国民の基本的人権を害し関係者に大損害をもたらしたことへの批判を甘んじて受け、総括すべきである。外部への攻撃のときだけセーギノミカタで威勢よくなりやがって、あの件を黙ってやり過ごせばいいなどと思うな、この国家と国民の敵めが。

埼玉県上尾市議会の佐藤恵理子[さとう・えりい]議員(維新の会)が、今冬の同市議選で党の公認を外されることになりました。

実は彼女のことを昔、当サイトでも取り上げたことがあるのですが、覚えている人はどのくらいいるでしょうかね。

そう、2019年にN国党(当時)から参院選に出馬して落選した、あの佐藤恵理子氏です。ちょっとイタい、あの彼女です。

しかし佐藤氏の歩みはそこで止まりません。おもしろいのでその後もイロモノとして私はウォッチしていました。

参院選落選後、同年、彼女は上尾市議選に立候補したかと思ったら、まさかまさかの当選を果たしてしまいます。でもこんなイタい女に議員なんか務まるわけがないよな、と思っていたら、何と結構地道に地域に根付いた政治家として頑張る姿を見せてくれるではありませんか。私は大いに感心しましたよ。真面目な話、私の所の議員選に出てくれたら間違いなく投票します。

彼女がN党の立花代表と折り合いがつかず離党し、維新に移ったのはつい昨年のことです。ネットでは「下着姿の写真を売るような女を公認するなんて全く維新は──」という感じで、何も知らない連中が単に維新叩きのネタにしているようですけど、彼女は維新の公認で市議選に当選したわけではありません。

その彼女が、N党時代のノリで今でもセミヌードを売ったりしていた(たった3枚程度らしいですが)ことが維新で問題視され、今冬の同市議選では党非公認とする処分を食らった次第です。維新も意外と懐が狭いなという感じもしますが、これはまあ仕方のないことでしょうな。除籍されたわけでもないので。

今後の佐藤議員が維新に居続けるのか、無所属になるのか、他党に移るのか分かりませんが、生温かく見守ってゆく所存です。

気象庁がつい先ほど、関東甲信地方と東北地方が梅雨明けしたとみられると発表したようです。

もっとも、ここのところ当地埼玉では概ね晴れ、時々曇り、日によって夕方にゲリラ豪雨という、すっかり晩夏から初秋にかけての天気が続いてきていますから、梅雨明けの判断は梅雨前線の位置によるところが大きいのではないかと思います。

さて、梅雨も明けたしいよいよ夏本番だ、と言いたいところですが、何だかすさまじい猛暑続きの予報が出ていて──。

私の好きな季節は夏なのです。そのはずなのです。ただし、私の好きな夏というのは、気温30度ぐらいで暑い暑いと言いながら風鈴の鳴る縁側でスイカを食い、夕方になったら涼めるような夏のことです。近年そんな夏はすっかりなくなってしまいましたね。

つい10日ほど前、法友某氏と車のことを話していた時に、ある中古車屋で車を買って満足しているとのことで大いに薦められたのですが、あらまあ何ということでしょう、その中古車屋がここ数日、大きなニュースになってしまっています。もっとも、今までもネットではいろいろ良からぬ話は出回っていたのですが。

車屋なのに車への愛がまるでないですね。

車を運転しない人、持っていない人には何のことやらよく分からない話かもしれませんが、文字だけで説明するのはなかなか大変なので、身近なドライバーにでも訊いてみてください。これ、必ずしもビッグモーターで車を買った人だけに関わる事案ではなく、大手損保の自動車保険(自賠責や任意保険)に加入している人みんなに多少なりとも関わってくる話なのですねぇ。

もうね、ビッグモーターは倒産するしかないと思いますよ。あるいは、他社に買収されて経営陣を総入れ替えの上で一からやり直すとかでしょう。