また馬場氏[維新の会代表]は、共産党について「日本から無くなったらいい政党で、言っていることが世の中ではありえない。空想の世界をつくることを真剣に真面目に考えている人たちだ」と批判しました。

さすがにこれは馬場氏も口が過ぎるというものだ。

国民の人権を踏みにじり生命と財産を脅かす、国家と国民の敵である共産党が、民主政治の場すなわち議会から選挙という民主的手続きにより駆除されるべき害悪であることは事実だし、私も個人的にはなくなったほうがいいと思っている。しかしだからといって、公党の立場においては、特定政党自体の存在そのものを否定するような発言はすべきではないだろう。結社の自由は憲法が保障するところであり、たとえ共産党であってもそれは保障されなければならない。

とはいえ、共産党の側にも言っておかなければならないことがある。結社の自由を記述する憲法の条文は、次のようになっている:

第二十一条 集会、結社及び言論、出版その他一切の表現の自由は、これを保障する。
2 検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。
[憲法第21条。ただし部分強調は筆者による]

共産党は自らの存在を他党から否定されたことに抗議するのであれば、同様の文脈において、まず自らが水着撮影会騒動で国民の基本的人権を害し関係者に大損害をもたらしたことへの批判を甘んじて受け、総括すべきである。外部への攻撃のときだけセーギノミカタで威勢よくなりやがって、あの件を黙ってやり過ごせばいいなどと思うな、この国家と国民の敵めが。