特定秘密保護法では「私も逮捕されてしまう」と言う人がいました。

安保法制では「私の子供が戦場に送られてしまう」と言う人がいました。

そして──

テロ等準備罪では「亡命しなければならない」と言う人がいました。

本人はかっこつけたつもりかもしれませんが、こういうアレなことを言うと、いざその時が来たら「早く亡命しなよ。ほら、早くってば。どこに亡命する? ねえ、どこにする?」とさんざんいじられるだけです。気をつけましょう。あ、手遅れですね。

「検査」と称して女性の身体を触ったとして、強制わいせつ容疑などで埼玉県警に再逮捕された男が、成人向け漫画同人誌を読んで手口を真似したという趣旨の供述をしていることが13日、捜査関係者への取材で分かった。県警は被害の再発防止に向けて、漫画の作者に模倣した犯罪が起こらないよう配慮してほしいと要請した。

憂慮すべき事態である。

当該漫画作者に対する埼玉県警の「要請」の内容は、要するに〈良い子のみんなは真似しないでね〉というようなことを書くとかしてほしい、といった程度のようである。また、漫画作者自身もTwitterで事情を発信していて、それによれば、同県警は菓子折り持参でやって来て穏やかかつ低姿勢であり、作者の話もよく聞いてくれたとのことだ。従って、今回の件は〈表現への警察の不当な干渉〉というほどのものではない。

しかしながら、〈良い子のみんなは真似しないでね〉と一言書き加えてほしいという要請から、真似する犯罪者が現れるような漫画を描くのは差し控えてもらいたいという要請へと変わり、さらに〈要請〉から〈指導〉へと変わる危険性は、容易に否定できない。

なお、近ごろ話題の共謀罪に関して「物言えぬ社会になる」などと筋違いの理屈で反対を喚いている人々からは、それこそ物を描けない社会にしかねない本件に関して懸念の声がろくに聞こえてこないため、私は彼らを信用しない。

子供を使う奴を信用してはいけません。また、こういうガキの寝言にいちいち何らかの形で反応すること自体が相手にとっては“成果”になりますから、反論などせず無視して放置するのが一番です。

日曜のセルフうどんで「どれにする?」「これ良ささう」と語るカップル

にちえうのセルフうどんでどれにするこれよささうとかたるカップル

邪魔なんでもっとおしゃれな店に行ってくれませんか?

VR技術が実用化されてきた数年前、とうとう時代は映画『JM』の段階まで来たと思いましたが、今や『JM』を超えたようです。触覚フィードバックなんてものができるなんて──。

今改めて見てみますに、1995年の時点で『JM』のような映画が公開されていたというのは驚きです。私が生きているうちにこれが実用化されるとは思いませんでしたし、私の父なんかさっぱり意味が分からないと言っていましたからね。

映画『JM』 (Johnny Mnemonic, 1995) より