「命に別条はない」は〈生きてはいる〉の意味
昨日、秩父で人が熊に襲われたとのことです。
- 「【危険動物】埼玉でクマに襲われる…男性が全身を引っかかれ 午前10時ごろ遭遇、もみ合いに クマは行方分からず」〔埼玉新聞〕 << 「Yahoo!ニュース」
こういうニュースで出てくるのが「けがを負った」「命に別条はない」という表現ですが、これ、やめたほうがいいといつも思いますよ。
報道でいう「けが」は範囲がすごく広いです。上記記事もよく読めば「クマに遭遇してもみ合いとなり、全身を引っかかれた」わけですから、単なる「けが」で言い表せるものではないでしょう。
あと「命に別条はない」と聞くと妙に安心してしまいがちですけど、実際の意味合いは非常に広くて、〈死にそうではない。生きてはいる。意識もある〉ということでしかありません。
熊に全身を引っかかれて「けが」で済むわけがありませんし、「命に別条はない」とはいってもただごとで済んでいるわけがありません。読者への注意喚起のためにも、もう少し詳しく言ったほうがいいと思います。