新型コロナウイルス関連の情報は、ネットで参照できる厚労省や専門家、医療従事者などのものが迅速かつ正確なので、私は基本的にそれらをソースとしているのですが、たまにテレビのワイドショーなどを見ると、くだらない煽りばかり続けているので本当にびっくりします。ことこのウイルスに関しては、テレビの情報を遮断したほうがいいですね。見れば見るほど馬鹿になりますから。有害無益ですよ。

中でも特にアホらしいと思うのは、大量のウイルス検査を実施し続けている韓国を日本も見習え、というアレです。そんなたわ言を、恐ろしいことにあちこちのチャンネルで、いつまでもいつまでも言い立てています。

決して精度の高くない検査を、むやみやたら大量にやり続けている韓国の医療現場が、実際にどういう状況になっているのか、ちょっとでも見てみたらどうなのでしょうか。

日本語訳されていない媒体の記事ではもっと悲惨な状況が明らかにされていますから、検索して機械翻訳にかけてみるといいですよ。

さて、われわれは今日もしっかり手を洗っていきましょう。

新型コロナウイルス対策について「政府の対応が後手後手で遅すぎる」と賢そうな顔で論じていた人たちが、昨夜から突然「政府の決定は急すぎるし強権的だ」と喚きだしたりしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

まあ、現在のウイルス対策は〈正解のない決断の連続〉になるしかありませんので、政府が何をやってもやらなくてもどのみち文句を言われることになる、というのがよく分かります。あと、例によって、政権をたたけるネタなら何でもいいというたぐいの人々の騒ぎですね。

このたびの臨時休校については、恐らく結果論でしか是非を論じることができないでしょうし、もしかしたら結果論でも語り得ないかもしれません。ただ、政府が本気で事態を半月で収拾しようというのであれば、このくらいの措置はあっても悪くないでしょう。まあ、もう2、3日早く言っておいたほうがよかったとは思いますがね。また、これにより共働き夫婦などにかかる費用負担に政府が今後どう対処してゆくかは、評価のポイントになると思います。

政府は〈要請〉ばかりで自治体と現場に丸投げしていて無責任だ、という意見もよく目にします。しかし、法律がそうなっているのだから仕方ないでしょう。政府には今回のようなことを、責任を持って〈命令〉できる法的根拠がないため、〈要請〉するしかないのですよ。非常時に政府による〈命令〉を可能にするような緊急事態条項の制定に、今までしつこくしつこく反対してきたのは、どこの誰なのか、胸に手を当ててよく考えてみたらどうですか。そもそも、政府としても今回の措置による費用負担について法整備を急ぐと言っているのですから、別に責任放棄しているわけではないでしょう。

さて、何がどうであれわれわれができる新型コロナウイルス対策は変わりません。そう、手を洗いましょう。

日本では新型コロナウイルスの検査数が多くないので、確認された感染者数がこの程度だが、実態としてはもっと大きな数字になるはずであり、すでに首都圏では大変な蔓延状態になっているはずだ、というような発言をリアルでもネットでもたまに見聞きします。

確かに、検査は希望者全員に対して行われているものではないため、実際の感染者数は発表されているものよりも多いでしょう。しかし、それはどこの国でも同じですし、むしろ日本は比較的ちゃんと検査が行われているほうではないですかね。

なお、そういう話でよく韓国が比較例として持ち出されますが、感染が急拡大した要因の特殊性や、半狂乱になってみだりに検査しまくっている実情や、パニクった人々が病院に殺到することによりかえって感染リスクを高めているという事情からして、韓国は比較対象として不適切です。あの数字は国際的な統計でもあまり意味をなさない〈参考程度〉のものだと思います。はっきりいうと、韓国はむしろ〈ああいうふうになってはいけない〉という悪い見本でしょう。

3千万の人間がひしめく東京圏では、いくらか時差通勤の効果があるとはいえ、相変わらず通勤電車は満員です。もうとっくに東京じゅうに感染者があふれていてもおかしくないはずです。となれば、潜伏期間が明けて東京じゅうで風邪っぴきが急増しているはずですし、肺炎患者がはっきり有意に増加して病院はベッド不足に陥ったりしているはずですが、そんな話は医療関係者から聞こえてきません。そう、日本での感染拡大は決して爆発的なものではなく、散発的な状態で抑えられているのですよ。実際の感染者数が発表されているものよりも多いであろうことは間違いありませんが、すさまじく多いということは考えにくいです。

やはり、最近はまめに丁寧な手洗いを心がける人が増えたからだと思いますよ。もとから簡単に手を洗う程度の習慣のあるわれわれの国民性に加え、今はウイルスを警戒してまめに丁寧に洗うようになっているからでしょう。

ヨーロッパではイタリアの騒ぎに続き、ドイツでも保健相が流行の始まりだとの認識を示しました。日頃から頻繁に握手やハグをするにもかかわらず手洗いの習慣がないような文化圏では、感染症の拡大は日本の比ではない速さとなるでしょう。手洗いの大切さを彼らにも伝えたいところですけれども、まあ、街でアジア人と擦れ違うときにセーターの襟で口と鼻をふさいでいるような人たちですから、まともな衛生知識を持ってもらうのは難しいかもしれませんね。

というわけで、今日も手洗い励行でいきましょう。

ハワイのブライアン・シャッツ上院議員が確認したところでは、CDCがCOVID-19の検査キットを送ってくるのは早くて3月半ばだと! 伝染病の流行期にそれは途方もなく遅い。ハワイは代わりに日本に検査キットをねだっている。何ていうか恥ずかしい、さらにほかの国の検査キットもねだらなきゃいけない。

そんな状態ですので、アメリカが日本への渡航に注意を促しているとかいうのは笑い話にしか聞こえません。各国のそういう措置はどちらかというと政治的なポーズで、実際に衛生上の意味があるものとは思えませんね。

だいたい、日本で初期に確認された新型コロナウイルス感染者の中に、明らかにハワイで感染して帰ってきた人がいたりするのですから、アメリカの状況は推して知るべしです。

また、ソースが未確認なのですが、そもそもアメリカ全土にある検査キットが日本よりはるかに少ないという話もありまして、もう、何というか──。

さて、今日も手洗い励行でいきましょう。

不安なので新型コロナウイルスの検査をしてくれ、と病院や保健所に要望してくる人が多いらしいですね。無駄なのでやめたほうがいいですよ。というか、やめろボケ。

まず、現在行われている検査方式では精度があまり高くなく、偽陽性や偽陰性が少なくありません。複数回の検査で結果が変わった例がいくつもあるのは、報道でも分かる通りです。

また、仮に陽性の結果が出たからといって、軽症の場合は何か特別な治療法・治療薬があるわけでもありません。「咳がひどいんですね。では咳止めを3日分出しておきますね。あと、例の新型の陽性なんで、周りにうつさないように普通の風邪以上に気をつけてください」で終わりです。重症化して肺炎を起こしている場合は、肺炎患者として入院させられて肺炎の治療がされるだけです(医師の判断によりアビガンの投与があるかもしれませんが)。ちなみに、勘違いしている人が結構いるみたいですが、医療者が「重症」と呼ぶのは入院治療が必要なレベルのことです。熱があって咳が出るぐらいなら「軽症」すなわち〈ただの風邪〉扱いです。

そしてなにより、意味もなく医療機関に殺到して意味もなく無駄な検査を要求するアホどものせいで、医療が崩壊するおそれがあります。マスクや手指消毒液が手に入らなくなっているのと同じように、本当に医者に診てもらうべき人が医者に診てもらえなくなります。

従って、例えば影響力のありそうな人が次のようなデマを発信するのは、反社会的行為と言わざるを得ません:

こういう悪質なデマにはくれぐれも気をつけましょう。「韓国と比べても検査数が極端に少ない」などと言っていますが、実際は、検査数が極端に多い韓国のやり方のほうが問題です。あれはやめるべきです。

そういうわけで、私たちのできること、やるべきことといえば、やはり、

  • きちんと丁寧にまめに手を洗う。
  • なるべく人混みを避ける。
  • ちゃんと食べてちゃんと寝る。

──という以外にはありません。

まずはとにかく手を洗いましょう。