釈尊入滅の日

皮も名もわれは残さじゆく水にしるべなくとも澪は絶えねば

かはもなもわれはのこさじゆくみづにしるべなくともみをはたえねば

2年前、新1万円紙幣の肖像が渋沢栄一になると発表された時、ネットで「渋沢栄一? 誰?」というコメントをやたら見かけて驚いたものです。渋沢栄一の名は第一国立銀行などとともにしっかり日本史の教科書に出てくるではありませんか。君たち、授業中は寝ていたの?

2024年度発行予定の1万円紙幣の見本

別に私が埼玉の人間だから言っているのではありません。渋沢が埼玉にゆかりのある人だと私が知ったのは、実は社会人になってからのことでして(埼玉は埼玉でも深谷ってうちからは遠いのよねん)、それ以前の話として、渋沢といえば近代日本経済の礎を気づいた人だという認識が高校時代からありました。

幕末から明治維新にかけてを舞台にした映画やドラマというと、まあたいてい登場人物は決まっていて食傷気味なのですが、そういうのとはちょっと趣を異にした、農民や商人からの視点で描かれた経済の一大劇場──そんなものを、今夜から始まるNHK大河ドラマ「青天を衝け」に期待したいと思います。

とにかくですね──「渋沢栄一? 誰?」とか言っていた人、少し恥じたほうがいいですよ。

森喜朗氏の発言は容認され得るものではありませんが、かといって、この一件をせっせと非難している側の言うことがすべて正しいというわけではないのでして。

実に分かりやすい事例です。典型的な似非リベラルですね。自分で何を言っているのか分かっていないのか、あるいは、分かっているけど正しいと思っているのか、どちらかなのですが、いずれにしてもアレです。

常々言ってきているように、今はこういう時代だからこそ、しっかりと人間の本性を見極めましょう。

新型コロナウイルスのワクチンを積んだ〈第一便〉が、今朝ほどブリュッセルから成田空港に到着したとのことです。

ワクチン接種を進めると聞けば危険だ危険だと騒ぎ、慎重に進めると聞けば諸外国に比べて遅れていると騒ぐのが、毎度いつもの報道媒体の仕事ですけれども、今後は厚労省や自治体などでの手続きエラーをいちいちを大きく取り上げてくれることでしょう。

何というか、まさしく技術の無駄遣いというよりほかない感じですが(笑)、コンピュータの世界というのはこういうしょうもないものの積み重ねで日々の目覚ましい進化が実現されているわけです。

しかし、これを応用すると、将来、映画やドラマは俳優本人がカメラの前で立ち回る必要がなくなってくるのではないかという気が──。