有給休暇は労働者の当然の権利であるとはいえ、さすがにこれは駄目な事例でしょう。

会社側の時季変更権が認められたまれな例です。2020年3月という時期の日本と世界がどういう状況だったかを考えてみれば、この方は実に運が悪かったというほかはなく、会社側の措置が不適切であったとはいえません。

ところで、上記記事は最後までじっくり読んでみますと、有給休暇というのがそもそもどんな性質のものであるかというのがよく分かります。私が常日頃から言っていることそのままを、弁護士の方がしっかり裏付けてくれていますから、ぜひ参考にしてください。

昨日のNHK大河ドラマ「光る君へ」第17回「うつろい」では、都で猛威を振るう疫病がついに公卿たちにも感染し始める段となりました。

この疫病、ドラマではいろいろ面倒な事情があるためかインフルエンザのようなものに差し替えられていますが、史実では知っての通り天然痘です。平安京はたびたび疫病(天然痘、麻疹、インフルエンザなどなど)に見舞われましたが、特にこの時すなわち994年から翌年にかけての天然痘の猛威はすさまじかったそうで、都の人口を半減させるほどだったらしく、道には死体だらけで、犬や烏が死肉を食い飽きていたくらいだといいます。疫病は大陸由来が船で九州に入りやがて東へ進んで都に至る、というのが奈良時代からの毎度のパターンであり、この時のものも同様だったそうです。

この疫病に関して関白の藤原道隆は、疫病はほうっておけば治まる、今までもそうだった、そもそもあれは下々の者しかかからない、という姿勢でろくに対策を打とうとしません。もっとも、仮に対策するにしても、当時は疫病とは疫神が小鬼をばらまいて悪さをしているものという認識でしかありませんでしたから、やれることといえば加持祈祷ぐらいしかないわけで、やったところで疫病に効果があるものでもないでしょう。いずれにせよせいぜい改元したくらいで都の疫病蔓延を放置していた道隆ですが、自身はといえば飲水の病すなわち糖尿病の悪化によりやがて最期を迎えることに。

病床の道隆が口にした、妻の高階貴子(儀同三司母)から結婚前の交際期に贈られた和歌は「百人一首」にも収められていますね。

忘れじのゆくすゑまでは難ければけふを限りの命ともがな
わたしへの思いは変わらないと言ってくれるあなたの心が、将来まで変わらないことを求めるのは難しいから、愛されている今日で尽きるわたしの命だったらいいのに。

恐らくは道隆が「忘れじ」という趣旨の和歌を後朝によこしてきたのに対する返歌だったのでしょう。これ、掛詞やら歌枕やらといった技巧は一切なしの、平安中期にしては珍しく直球の恋歌です。こんなのをよこしてこられたら、男はひとたまりもなかったでしょうな。道隆が亡くなる寸前でこの和歌を持ち出してくるという流れ、いつも通りのすごい脚本ですよね。

さて、歴史の流れとしてはこれから藤原道兼が関白の座に就くことになりますが、彼の命も長くは続きません。次回あたり、彼は最期にどんな言葉を藤原道長に残すのでしょうか。

買い物の会計のたびにあれやこれやのポイントカードの有無を訊かれてうっとうしい今日このごろですが──

それは全くその通りだと思いますねぇ。あんなにあちこちの店でポイントのことを訊かれるということは、世間の人たちはそんなにポイントを意識して買い物をしているのでしょうか。

ところで、私が某所で貯めている(というか勝手に貯まっている)ポイントが、最近になってVポイントに移行する以外に使い道がない仕様となってしまい、そのタイミングでこのほど(私は持っていませんでしたが)TポイントをVポイントが吸収合併する形となったため、新生Vポイントをとりあえず使える形にはしておこうと思ってアプリのインストールや設定などは済ませたのですが、買い物で何をどうするとポイントがどうなるのかがいまいち把握できていないため、少し様子見です。

人口800人なのに観光客が一日当たり1万人押し寄せるというオーストリアのハルシュタットでは昨年、インスタ蠅よけのため撮影スポットに壁を設置したらしく──

同じようなものが日本でも出現することになるそうです:

オーバーツーリズムというか観光公害は、もはや単に観光客が多くて騒がしいという話では済まなくなっていますよ、各地とも。

全く京都の風情もなにもあったもんじゃないっていう。

あこがれのベネチアもこの惨状。

国内も海外も有名な観光地はどこもひどい状態ですから、落ち着きたい人は穴場を求めるのですが、そうするとわざわざ「まだ知られていない日本」などと銘打って世界に知らせてしまう奴が出てくるため、つい何年か前まで知る人ぞ知る所だった片田舎が大変なことになったりするわけです。

これはどんな仕事でもそうだと思いますよ。

私自身、ウェブ制作なんて学生バイトだけで十分だと言われたことがありますね。まあ、学生バイトだけでやらせてみたらどうなるか分かりますが。そういうのが得意な学生もいますので、実益を兼ねた趣味でやってくれる人は見つかるかもしれませんけど、その学生が卒業してよそに就職したあとはどうするのでしょうかねという話です。えっと、実例です(笑)

さて、最近はDIYがはやりで、車いじりや日曜大工のようなものが以前より簡単にできるようになってきてはいます。難しそうに見えるけど自分でやってみたら意外と簡単というものもある一方、簡単に見えるけど自分でやってみたら意外と大変というものがかなり多いと思います。 YouTubeで「ここのネジを緩めてこう動かせばこのパーツは簡単に外せます」とか解説しているけど、外れねえよっていうことが(汗)

上記記事にあるエアコンのバケット工事なんて、そりゃ素人には無理でしょうな。窓用エアコンの設置ぐらいなら自分でできましたけどね。