うんざりです。男性が街なかで女性の姿を見るだけで「痴漢」扱いされるそうですよ。

これ、笑いごとでは済まないのです。〈見られた側が不快に感じた〉ということであれば、迷惑防止条例が適用される可能性はあります。最終的には無罪というかそれ以前に不起訴でしょうし逮捕にも至らないでしょうが、通報されれば警察の事情聴取は受けることになりますし、解放されるまでの手間と時間はかかります。ある男性が普通に電車に乗っていただけなのに、女性から「キモいからほかの車両に行ってよ」と言われ、馬鹿馬鹿しいので無視していたら、110番通報されて面倒なことになった、という話も聞いたことがあります。隣に男が座ってきたのがキモいなどとわざわざ写真付きで X (Twitter) に投稿する馬鹿女を見かけた時は、どれだけ甘やかされるとこういう人間に育つのかと思ったものです。

とにかく、男性は痴漢扱いされないようにするため、電車の中では両手で吊り革をつかむというのに加えて、今後は家から一歩出たら視線を上げずに歩けということになるのでしょうか。あのぉ、車を運転するときは周囲を見てもよろしいでしょうか、女さま。

こうやってすぐ女性という属性に逃げてヒガイシャぶるのが、蓮舫氏を含めこの手の人々の駄目なところです。

仮に男性が、蓮舫氏のような姿勢で蓮舫氏のやっているようなことをやれば、かなり嫌悪されると思います。記事中で何人か名前が挙げられているように、歯に衣着せずズバズバ言う男性の政治家はいますが、彼らは蓮舫氏のような姿勢で蓮舫氏のやっているようなことをやっているわけではありません。

例えば名前の挙がっている一人である石原元都知事は「何を馬鹿なこと言ってんだよ」みたいな乱暴な言葉遣いをよくしていました。しかし、蓮舫氏みたいに相手の批判ばかりして自分の政策などを語らないということはありませんでしたし、蓮舫氏みたいに同じ事柄でも相手については批判するが自分(や仲間内)については甘々ということもありませんでした。などと言うと、石原氏について細かい話をほじくり出してくる人がいるかもしれませんが、そういうふうに相手については重箱の隅をつついて小さい一個のことで騒ぐが自分たちにはまるっきり甘いところが、まさに蓮舫氏やその支持者たちが忌避される理由だということに、いつになったら気づくのですか。

蓮舫氏が叩かれるのは、女性であることとはほぼ関係がありません。そういうヒガイシャ根性はいいかげんにやめたらどうですか。やたら相手を攻撃するだけの加害者のくせに。まあ、やめられませんよね。気持ちいいですからね、ヒガイシャ根性は。

実は以前、あるメディア人から「[野党のやらかしは]少しは大目に見ないと、いつまでたっても野党が育たないから」という話を、かなり堂々と言われたことがあるんですが、たぶんそれ逆効果なんですよ。

政権与党なら辞任や更迭にまで追い込まれるネタも、俺ら野党ならメディアが大目に見てくれるぜ。じゃあギリギリまで攻めたほうが有利だぜ、俺はやるぜ!そんな状況からすくすく育つのは「野党でしか」使い物にならない甘々の政治家です。それしか育ちません。

「政権与党なら辞任や更迭にまで追い込まれるネタも、俺ら野党ならメディアが大目に見てくれるぜ」──これがすべてではないでしょうか。維新の会と国民民主党を除く野党には、まともに使いものになる政治家なんて見当たりません。もしいるなら、自民か維新か国民民主に移ってくれたほうが、本人のためにも国家国民のためにも良いです。

都知事選に出馬表明している蓮舫氏なんかを見れば一発で明らかですが、「自民党と小池知事に対する批判ばかりで政策を何も出さない」と言われると、「議員の役割は行政監視」とか趣旨外れのことしか言い返してきません。駄目野党にそんな無能政治家ばかりが育っているのは、ひとえに報道媒体が変な手心を加えているせいという部分が大きいのでは。

まあ、私は都民ではないので、いっそのこと蓮舫氏が都知事になってくれたほうが駄目っぷりを全国に知らしめることができますから、それはそれでおもしろそうだとも思いますけどね。

昨夜のNHK大河ドラマ「光る君へ」第24回「忘れえぬ人」では、しょっぱなから藤原宣孝の「都人は心の内を顔には出さぬが、お前はいつも出ておる」という台詞で笑いましたね。実際、吉高由里子の演ずるまひろ(紫式部)は何もかもが顔に出るようなキャラとして描かれ続けていて、その点がまた平安時代を舞台にした大河ドラマというよりラブコメを思わせたりもするわけです。ちなみにちょいとした雑学ですが、平安貴族の女性は、表情を変えるということ特に笑うということはなるべくしないようにしていました。というのも、あの当時の白塗りの化粧は石膏みたいにバリバリで、みだりに顔の筋肉を動かすと文字通りヒビが入ってしまうからです。笑うときはどうするかというと、扇で顔を隠して「ホホホホ」と小声を立てるわけで。

それにしてもとにかく今回冒頭は宣孝の名台詞の連続で、グイッと引き付けてくれました。実際の宣孝もあんな感じだったのだろうという気がしますし、佐々木蔵之介というキャスティングは最高だと思います。下級貴族だけれど仕事ができて、浮名は絶えず、少々型破りなところもありつつ、すっかり中年となった頃に、紫式部のような才気煥発な女性をわざわざ口説きにかかるとか、かっこよさがありますね。どうも気に入りません(笑)

越前で暮らすまひろのもとへ、筑紫へ赴いた友人さわの訃報が届きます。同封されていたさわの和歌は、実際にさわのモデルとおぼしき筑紫の君が紫式部とやりとりしたものだそうです。

ゆきめぐりあふを松浦の鏡にはたれをかけつつ祈るとか知る
[『紫式部集』]

都の藤原道長はというと、史実ではそろそろ確か体調を崩したかなにかでやる気をなくしてきて、仕事をやめたいとぼやきだす時期だそうで(笑)、その雰囲気が今回はちょっと出ていたように思います。ドラマでは、長徳の変において藤原斉信にしてやられたということが、かなりショックだったようですね。長徳の変といえば、大赦を受けて都に戻ってきた藤原隆家はなかなかいいキャラでした。兄の藤原伊周が帰京するのは数カ月あとになりますが、彼もまだ出番があるはず(しかも結構泣かせる場面になるはず)なので、期待しています。

さて、次回はいよいよまひろも帰京の運びとなります。