これは決して成果などではありません。完敗ですよ、完敗。そして失態です。

トランプ米政権が日本に通告した25%の関税発動まで約1週間に迫った22日(日本時間23日)、日米交渉は合意に達した。日本は「相互関税」だけでなく、最優先だった自動車関税の引き下げにも成功し、最悪の事態は避けられた。

もともと2.5%だった関税が、まともな根拠もなく最終的に15%に引き上げられる結果となり、しかもあれを買えだのこれに投資しろだのさんざん条件が付けられていて、何が「最悪の事態は避けられた」なのでしょうかね。理は一点の曇りもなく明らかに百パーセントこちらにあるにもかかわらず、期限を延ばして交渉継続に持ち込むことすらできなかったとは、関税自主権を失った幕末の不平等条約以来の失態です。

まあ、トランプ氏が退場するまで3年半の我慢と思うしかありませんかね。あるいは、幕府の失態を明治政府の小村寿太郎がひっくり返したようなことを、次以降の政権に期待するとしましょうか。

全国的に厳しい暑さになっているようですが、もちろん当地埼玉もなかなかです。猛暑日と熱帯夜が1週間以上続く予報を見るだけでうんざりしてきます。

もともと夏は私の好きな季節なのです。でも、私の好きな夏ってこういう夏ではないのですよ。最高気温は28度や29度で、30度を超える日があって「いやぁ、今日は暑いねぇ」と額をぬぐい、それでも日が沈む頃には涼めるくらいになって、夜は窓を網戸にして眠れる──というようなのが私の好きな夏です。昨今のこんな夏ではありません。

中高年の人間が、昔の夏はこんなふうではなかったと思うのは、気のせいではありません。実際に過去の気象データを参照してみると分かります。

もちろん年によってやたら暑い夏やそうでない夏はありますが、40〜50年前ならば概況としては昨今の夏みたいに連日猛暑に熱帯夜というのが当たり前ではなかったことが分かります。

昨20日に投開票された参院選はなかなかおもしろいものとなりました。歴史的な回だったといえるでしょう。これまで選挙に足を運んだことのなかったような層が、変な目覚めかたをすると、良くも悪くもこういう現象が起きるというのを目の当たりにしました。

ちなみに、私が投票した2候補(埼玉選挙区と全国比例)はともに当選しましたので、そういう意味では気分は悪くないです。また、埼玉選挙区(定員4)では何としても落ちてほしかった現職2候補がきれいに滑ってくれて、大変愉快です。

一方、不愉快なのはやはりこいつで──

最悪のシナリオです。

石破総理が自分で辞めないとなると、衆参ともに少数与党なのだから野党がそろって内閣不信任案を出せば通ると思うのが普通です。しかし、いかんせん野党第一党の立憲民主党は、石破総理のままでいてくれたほうが自分たちは叩けばいいだけだから楽だという魂胆らしいのですよね。内閣不信任案が否決されるのが明らかなときは毎度提出するくせに、可決の可能性が高くなると提出しないという、万年野党根性そのものの体たらくなので使いものになりません。

となると、自民党の両院議員総会とかの面倒な手続きによる必要が出てきます。普通に考えれば、選挙3連敗なのですから両院議員総会でもすんなり石破下ろしがかないそうなものですが、何せ自民党内には国家国民よりも党内政治しか考えない議員も多く(そんなふうだから支持層に見切られてオレンジに流れたりするというのが分からないのですかね)、なかなか容易ではなさそうです。

さて、おもしろい一日になりそうです。個人的にはこれほどに怨嗟を込めて投票所入場整理券を握るのは初めてです。

永田町に巣食う国賊どもめ、国民を怒らせると怖いということを思い知れ。