森友学園をめぐる決済文書書き換え問題ですが、「朝日の記事も数書きゃ当たる」という新たなことわざを考えついたりしつつ、一体どんな悪質な書き換えが行われたのかと思いきや、ふたを開けてみれば、どうでもいいしょぼい事柄ばかり、別にわざわざ書き換える必要などなかったような事柄ばかりなので、逆の意味でびっくりしています。

もちろん、公文書の書き換えということ自体が決して小さくはない不祥事ですから、そのことについてはきっちり調査と処分をしなければなりません。けれども、書き換えの中身のくだらなさといったら、これに関わった人々の負ったリスクの大きさとまるで釣り合いませんし、こんなもので1人の官僚が自殺に追いやられたというのはあまりにもひどい話です。

例えば、一番騒がれているものとしては、安倍昭恵氏絡みの記述が削除されているぞぉとあちこちで報道されている部分ですが──

さらに、森友学園の籠池泰典前理事長の発言として、「(昭恵)夫人からは『いい土地ですから、前に進めてください。』とのお言葉をいただいた」との記述があったほか、安倍首相、麻生財務相、鴻池祥肇・元防災担当相、平沼赳夫・元経済産業相ら政治家に関する記述もあったが、すべて削除されていた。
[「森友文書改ざん:昭恵氏記述が全て削除 複数の政治家も」 << 「毎日新聞」。ただし部分強調は筆者による]

これ、要するに、例の白万円の札束で有名な変なオッサンが「首相夫人からもお声をいただいてるんだぞぉ」と言っていた、という記述にすぎませんよね。そういえば過去には、このオッサン絡みの幼稚園が、天皇陛下もご来園になったとかいう話を吹かしてもいたみたいですが。

なぜこれをわざわざ重大なリスクを負ってまで削除する必要があったのか、理解できません。また一方で、こんなものをもってして内閣総辞職だと騒ぐ人たちの頭の中身が理解できません。新たに劇的な材料が出てくれば話は変わりますけれども、現時点では〈別にやってもやらなくても大差のなかったどうでもいい書き換え〉のレベルにしか見えないのですが。

こう言っている国会議員もいるくらいですし──

結論から言うと、福島では放射線被曝そのものを原因とした健康被害は起こりませんでした。住民が実際に受けた被曝量は内部・外部ともに、世界の一般的な地域と比べても「高くない」と言える程度に留まったことが、様々な実測データで明らかになったのです。

もちろん、これはあくまでも結果論であって不幸中の幸いにすぎません。一方、この事実は2014年からUNSCEAR(国連科学委員会)が複数回出してきた報告書や白書などをはじめ、多数の科学的根拠から裏付けされています。

この国連科学委員会の報告書の中では、日本のさまざまな報道機関が繰り返しほのめかしてきた「原発事故を原因とする甲状腺がんの多発」についても明確に否定されています。あれだけ大きく何度も報道されて「議論」を巻き起こした問題に対して、科学界の結論ともいうべき国際的なエビデンスが示されたのです。

ところが、昨年2017年秋に公表された三菱総合研究所の調査によると、「福島では被曝によって健康被害が起こる」と考えている人の割合は、約50%にもなりました。「被曝は次世代以降の人にまで影響する」と考える人の割合もほぼ変わらなかったという結果が出ています。

東日本大震災から得た災害対策の教訓は様々であるが、主要なものの一つは、カツドーカは嘘つきだから絶対に信用してはいけないということであろう。

カツドーカは〈もっともらしい嘘〉をつくのがうまい。そして〈もっともらしい嘘〉こそが、燎原の火のごとく広まりやすく鎮火が困難なデマなのだ。

例えば、大地震が起きたときに「海底で眠っていたゴジラが目を覚まして上陸した」などと言っても簡単に広まったりはしないが、「動物園のライオンが逃げ出して街をうろついている」などという話を合成写真とともに放出したりすれば、あっという間に広まる。

さて、7年前の大地震の際、私のもとに最初に届いたデマはこれだった:

「友達のお父さんがコスモ石油に勤めていて教えてもらった」などというこの〈もっともらしい嘘〉は、大災害時の民心の不安に付け入ってあっという間に広まった。出元を確認すれば簡単にデマと分かるたぐいのものなのだが。

そして、これに続いたのが、カツドーカたちによるホーシャノーがうんたらかんたらという膨大な量のデマだ。

いわく「1カ月後には被曝でたおれる人が大勢出る」─。1カ月たっても何も起きなかった。

いわく「3カ月後には被曝でたおれる人が大勢出る」─。3カ月たっても何も起きなかった。

いわく「半年後には被曝でたおれる人が大勢出る」─。半年たっても何も起きなかった。

いわく「1年後には被曝でたおれる人が大勢出る」─。1年たっても何も起きなかった。

いわく「2年後には被曝でたおれる人が大勢出る」─。2年たっても何も起きなかった。

いわく「3年後には被曝でたおれる人が大勢出る」─。3年たっても何も起きなかった。

いわく「5年後には被曝でたおれる人が大勢出る」─。5年たっても何も起きなかった。

そして7年がたった。

カツドーカたちは当初から、いわゆる予防原則が大事なのだと〈もっともらしい嘘〉をついていた。いわく「念のため用心するに越したことはない。何も起きなかったら、その時は安堵すればいいだけのことだ」と。しかし、何も起きなくても彼らが「安堵」を言うことはなかった。彼らはただひたすら「n年後には被曝でたおれる人が大勢出る」を無期限更新していくだけである。

あるいは「本当は被曝でたおれる人が大勢出ているのだが、政府が隠蔽している」というような〈もっともらしい嘘〉をつく。自分たちの言っていたことが嘘だというのが明白になってしまうとまずいものだから、彼らは必死に嘘を嘘で塗り固めているのである。必死すぎて哀れですらある。

某サイトより

驚くべきことにというか、呆れるべきことにというか、7年たった今もなお、そうした〈もっともらしい嘘〉をカツドーカたちは相変わらず続けている。7年もの歳月を経てなお、カツドーカたちやその信奉者たちは一ミリも成長していないのだ。

最後に、私が昨年書いたことをもう一度繰り返して述べておきたい。

原発事故から6年がたった。6年もたてば、小学校6年生も高校3年生である。ただの掛け算や割り算しかできなかった子が、微分・積分の問題を解くようになり、大学入試を受けているのである。それほどの年月が過ぎる間に何ひとつ学んでこなかったのだとすれば、それは学ばなかった者自身の非だ。

原発事故から6年がたった。嘘つきのカツドーカたちや彼らを信奉する機能的非識字者たちが、懇切丁寧な解説や対話という福利にあずかることのできた時代は、とっくに終わっている。6年という十分すぎる猶予期間があったのだ。「本当は東北で、東日本で、ホーシャノーでたおれる人が大勢出ているのだが、実態を政府が隠蔽している」などという使い古されたデマをなお吹聴する者が存在するのなら、彼らに対する寛容を私は打ち切る。もはや容赦しない。

そして今、原発事故から7年がたった。7年もたてば、小学校6年生も大学1年生である。

よく考えてみたら、あれですね、「しらばっくれてねえでさっさと吐いちまったらどうなんだ。証拠は上がってんだよ。現場でお前の姿を見たって人もいるんだぜ」というの、警察が冤罪を生むときのやり口そのものですよね。本当なのであれば、さっさと証拠を出してくれればいいのに。

もちろん、動かぬ証拠をたたきつける絶妙のタイミングというものはありますから、彼らは今のところ冷静に様子を見ているだけという可能性もなくはないですけれども、どうも私にはそうは思えないのですよねぇ。

まあ、ブツが出てきたら考え直しますが。

どうも最近は慰安婦問題やらなんやらでさんざんやられっぱなしなもので、とにかく復讐したいという情念にまみれているだけなのではありませんか。憎き安倍政権を倒すためならどんなネタでもいい、場合によってはガセでも捏造でもいい、とにかく使ってしまえ、みたいな感じで。結果的には、ごく少数の役人に無駄な仕事を負わせて疲弊させているだけにすぎないのですが。

というわけで、築地では今ごろ、原本なんか永遠に出てこないように祈っているのではないでしょうかね。

大方そういうようなことだろうと、私も想像しています。あるいは、稟議の段階で訂正が入る前とあとの異なる文書のコピーを見て勝手に勘違いしたとか。そんなこと、普通に実務経験のある社会人なら誰でも察しがつくと思うのですが、朝日新聞や野党はそこまで常識がないのですかね。

実にくだらないとしか言いようがありません。そんな「疑惑」を“報道”するからますます朝日新聞は信用を失うのですし、そんなネタに安易に便乗するからますます野党は支持を失うのです。

とりあえず、朝日新聞が、公文書が改竄されていたぞぉ、確認したぞぉとばかり言っていないで、さっさとブツを丸ごと出してくれればいいのでは。