これはちゃんと知っておいたほうがいいですよ。

道路工事現場やショッピングモールの警備員や誘導員のたぐいは、警察官とは違って何ら法的権限を持たない一般民間人(たいていはパートかアルバイト)にすぎませんから、彼らの誘導に従ったせいで事故を起こしてしまったとしても、基本的には運転手自身の責任になります。判例は分かれるようですが、だいたい7:3ぐらいの割合で運転手の責任が重くなるはずです。

つまりどういうことかというと、警備員などの指示はあくまでも参考程度にして、基本的には運転手自身が状況を確認して動かなければならない、警備員などがいない場合と同じように運転しなければならない、ということです。はっきりいって、警備員や誘導員から急かされたりしても無視していいです。

なお、誘導しているのが民間人ではなく警察官である場合(事故・事件現場とか)は、警察官の誘導は信号と同じ意味を持ちますので、警察官の誘導に従わなければなりません。従わないと道交法違反や公務執行妨害の疑いで捕まります。