オートバイに乗っていた少年が、警察の職務質問を振り切って逃走を図ったところ、そのゴタの中で接触事故から重傷を負い、自ら119番通報して「自損事故を起こした」と告げ、病院に運び込まれたところで「警官に棒で殴られた」と言いだしたそうです。

このことをSNSで知った人たち(主に若者)が、警察署に投石したり爆竹を投げつけたりそこにあった車を破壊したりと、暴れまくったのですね。ちなみに、この暴動に加わったのは件の少年とは面識もなにもない人たちが多く、警察署の前でメガホンを持って上手に扇動する者がいたとか。

警察などを相手に暴れたいだけ暴れて、自分たちの側に死傷者が出ると「官憲の横暴だぁ」とか喚いてますます暴力的になるのは、全共闘の頃から受け継がれているカツドーカ精神そのものという感じですね。特に今回の事件の舞台となった土地は、全国からのカツドーカの吹きだまりみたいな所ですし。

なお、地元の報道媒体である〈シンポー〉とか〈タイムス〉とかは、こういうときにハンケンリョクを百パーセント応援する記事を垂れ流しまくるだけなので、あまり参考になりません。