これは知っておいたほうがいいですね。

JR東日本の担当者は、電車内でトラブルに巻き込まれた際の対処法について「場合によっては警察への通報ということもありますが、まずは車内にある『SOSボタン』を押して駅社員や乗務員に知らせていただければと思います。周囲のお客様も、トラブルを目撃された際にはご協力いただければと思います」と話した。

勘違いしている人も多いようですが、このSOSボタン(非常通報ボタン)を押しても電車が止まるわけではありません。電車を止めるための非常停止ボタンは、駅ホームなどに設置してあるもので、車内にはありません。車内のSOSボタンはあくまでも乗務員に通報するためのボタンであり、その近くにマイクなどもあります。

ちなみに、ドアに物が挟まってしまったというようなときも、やはりこのSOSボタンを押して乗務員に連絡するようにします。非常用ドアコックとやらを引いて勝手にドアを開けると、乗務員や駅員からめちゃくちゃ怒られます(そういう場面に出くわしたことがあります)。非常用ドアコックはあくまでも非常時に車外へ避難するために使うものです。みだりにあれを引くと列車は動けなくなり、然るべきめんどくさい作業をしないと運行再開できなくなってしまうらしいですよ。