自民党総裁選、5人出そろいました。

先ほどまで小泉氏が出馬表明会見をしていたようですが、彼の会見内容は聞かなくても中身がないことは分かっているのでどうでもいいとして、政策が一番よく練られているのは高市氏だと思います。

満を持して出てきただけあって、程よく現実路線に修正されています。消費税に手を付けないことで財務省との敵対はうまく避けた一方、財務省の尻を叩くようなことも言っていますね。ただし、政策能力では他の追随を許さないものの、国会内外に敵の多い人なので、総理になったらくだらないスキャンダルとも言えないスキャンダルをほじくり返されて攻撃されまくり国会が停滞するなど、政権運営にはかなりの困難が伴うと思います。

あと、高市氏は靖国神社に参拝するから駄目だ、と変な勘違いをしている人が多いのですが、靖国神社には小泉氏も、そしてその陣営に加わった加藤氏も、しっかり参拝していますよ。そのへんはやはりオールドメディアの印象操作の効果が出ているところでしょうな。

民放の停波が云々という総務大臣時代の高市氏の発言についても、ああいう質問を受けたら法律に照らせば誰が総務大臣であろうとああいう答えをするに決まっているので、高市氏に特化した批判としては意味がありません。まあ、もうちょっとうまくごまかした表現にしておいたほうがよかったかもとは思いますが。

と、いろいろ言っておいてあれですが、個人的には今回は──あくまでも今回は──茂木氏あたりにしたほうが無難なのではと思っています。無理っぽいですけど。

最近全国的に熊による人身被害事故が増えているように感じるのは、特に報道が増えたからということでなく、統計的にも増加傾向のようです。

ここ埼玉でも熊の目撃情報は目立っています。熊が出るのは西の山のほうなのですが、近ごろ鹿だの猿だのがさいたまや所沢の市街地付近でも目撃されることが続いているため、人を恐れなくなった熊を駆除することを怠っていたらあっという間に熊も川口ぐらいまでやって来るのでは、という気がします。うちの辺りでは害獣といえば、東から江戸川を越えてキョンが侵入してくるかもしれないという心配をしていましたけど、西の山から下りてくる熊のほうがヤバいのかも。

最近では住宅侵入やら強盗やらに加えて動物にも警戒しなければならなくなりました。外に出るとき、特に夜遅くなどは、ドアを細く開けて外の様子をうかがってから出るようになりましたよ。何がいるか分かりませんからね。

当地、昨日に続き今日も日中は35度に達して猛暑日となりましたが、最寄りの観測所で13時に35.1度を記録したあとは急激に気温が下がり、18時現在で25.7度でした。今夜から明朝はこの調子で20度ぐらいまで下がる見込みのため、これまで寝るときに掛けていたタオルケットの代わりに急いで布団を用意したところです。

2週間予報を見ても、最高気温が25度以上の夏日が続きはするものの、最低気温は20度ぐらいが続くようなので、今日の午後がはっきり季節の変わり目となりました。

本来は8月の終わりごろがこういう空気だったはずなのですが。

アメリカの日本への自動車関税はもともと2.5%だったのが、結果的に15%まで引き上げられたことになります。有り体にいって一方的かつ理不尽にボコられただけのことです。まるでこれを自分が大手柄を立てたかのようにはしゃいで触れ回っている赤沢氏とかいう経済再生担当大臣の頭の中って、一体どうなっているのでしょうかね。

タラレバ話は虚しいだけとはいえ、故・安倍氏ならトランプ氏に電話を一本入れて何とかできたのではないかとも言いたくなりますよ。石破はビビって談判しようともせず、赤沢氏に丸投げしてワシントンDCまで何往復もさせていただけです。そういう意味では赤沢氏も大変だったとは思いますが、成果は評価できません。

鎌倉の中心部は、特に土日はふだんから渋滞しがちなので、そこに客待ちの白タクなんかが路駐したらかなりひどいことになります。さらに、たとえ白タクであろうとプリウスであろうと、緊急車両のサイレンが聞こえれば多少はよけて何とかしようとするものだ、というのが大方の日本人の発想ですが、外国人とりわけあの国やあの国の人々にはそういう意識がありません。彼らは2010年ごろにはまだ、日本で救急車が近づくと車がみんな道を空ける光景を目の当たりにして、民度の高さに感服した、さすが日本だとか言って賞賛してくれていたものですが、今では全くそういうふうではなく、むしろ日本にいても自分たちの傍若無人が標準であるかのような振る舞いを当たり前にしています。

こういう問題にさっさと手を打たないとどういうことになるか、選挙の票がどこに流れてしまうか、自民党もこのたびの参院選の結果を受けて少しは学習してくれているといいのですがね。何せこの1年近くは「対策はどのようなものであるべきか、どうあらねばならないのか、国民の納得が得られるよう十分な議論を尽くさねばならないのであって、権限者が地位に恋々としていたずらに政治を振り回すことがあってはならない」だのなんだのネバネバ言うだけでしたから。