これはどんな仕事でもそうだと思いますよ。

私自身、ウェブ制作なんて学生バイトだけで十分だと言われたことがありますね。まあ、学生バイトだけでやらせてみたらどうなるか分かりますが。そういうのが得意な学生もいますので、実益を兼ねた趣味でやってくれる人は見つかるかもしれませんけど、その学生が卒業してよそに就職したあとはどうするのでしょうかねという話です。えっと、実例です(笑)

さて、最近はDIYがはやりで、車いじりや日曜大工のようなものが以前より簡単にできるようになってきてはいます。難しそうに見えるけど自分でやってみたら意外と簡単というものもある一方、簡単に見えるけど自分でやってみたら意外と大変というものがかなり多いと思います。 YouTubeで「ここのネジを緩めてこう動かせばこのパーツは簡単に外せます」とか解説しているけど、外れねえよっていうことが(汗)

上記記事にあるエアコンのバケット工事なんて、そりゃ素人には無理でしょうな。窓用エアコンの設置ぐらいなら自分でできましたけどね。

座席カバーやハンドルカバーといった、車のインテリア商品を探していて、いつも不満に感じることがあります。端的にいって、テイストがみなほぼ同じなのです。似たり寄ったりのものしかありません。

概ね次の4種類に分かれます:

  • スポーティー(黒、赤、レーシングカー風など)
  • 成金っぽい高級感(レザー調、木目調、田舎ヤンキー御用達ブランドなど)
  • カワイイ(ピンク、花柄、漫画キャラなど)
  • ただ地味(グレー、ネイビー、ブラウンのベタ塗りなど)

本当にほぼこの4種類しかありません。普通にしゃれたもの、例えばタータン、モロッカン、ペイズリーなんてものはまず見当たりません。もちろん探しまくればそれっぽいものも多少なくはないのですが、色合いや素材にこだわると選択肢がなくなります。

カー用品屋って、アレなの?

カードローンの過払い金は手続きをすれば戻ってきますよ、というのと並んでよく見かける法律事務所の広告に、B型肝炎給付金は手続きをすれば受け取れますよ、というやつがありますよね。だいたいざっくり、次の条件の一つでも当てはまる人は給付金を受け取れるというようなことをうたっています:

  1. 1941年(昭和16年)から1988(昭和63年)までに生まれた。
  2. 小学校で注射を受けたことがある。
  3. 一度でもB型肝炎と言われたことがある。

ということは、1番と2番が該当する私は給付金を受け取れることになりますよね。そして、1番に該当する人は人口の何割いるのかという多さになってしまいます。

もちろん、実際には(症状の有無は関係なく)B型肝炎ウイルスの感染が確認されているということが前提の話ですから、私は該当しません。しかし、その手の法律事務所の広告のほぼすべてでは、その大前提が明示されていないので、こういう広告を見てアホが勘違いする可能性はないとはいえないでしょう。

私もはっきり記憶していますが、小学校のある時期までは集団予防接種で注射器を使い回していましたね。確か1本の注射器で2人に接種していました。今となっては全く信じがたい恐ろしいことです。真面目な話、私も検査を受ければ感染が確認されるかもしれません。ただし、症状がない場合の検査は保険適用外だそうで。

これは衝撃的でした。

今の20〜30代の学力水準がそんなに低いのだとすれば、近年の国語教育に問題があるとしか思えません。

「常陸」が読めないとなると「常陸牛」どころか「常陸宮」も読めないことになりますよね。

あるいは、関東の旧国名だから関東以外の人にはなじみがないのだとしたら、「武蔵」「相模」「下総」「上総」「安房」「上野」「下野」も読めないのですか。

だいじょうぶ?

昨夜放映のNHK大河ドラマ「光る君へ」第16回「華の影」は、いきなり初っぱなから予告にあった通りの『枕草子』の「高炉峰の雪」から始まり、清少納言の面目躍如でありました。もしかしたらそのまま「雪山の賭け」になるのではという雰囲気の展開に思われましたが、さすがにそれはありませんでしたね。そういう脚本にしてしまったら時系列が狂いすぎますし。

さて、都には疫病が流行して大変なことになっていた時期とのことで、今回は悲田院が出てきました。悲田院というと、私の頭の中では光明皇后とリンクされていて平城京の施設という印象があるのですが、引き続き平安京にも設けられていたようです。しかし、まひろ(紫式部)がなりゆきで悲田院に赴き、手ずから患者たちの手当てをすることになるというのは、いくらなんでも突拍子もない筋書きだと思いますよ。

疫病の惨状を帝に奏上するように藤原道長が訴えるのに対し、関白である兄の藤原道隆は冷たくあしらうのですが、その時にも盛んに水をガブガブ飲んでいたのはやはり糖尿病ゆえでしょう。あの人もあと4、5年で亡くなることになります。

ということで、あとを継ぐ藤原道兼と道長に期待がかかるわけですが、今回の道兼は俄然かっこよくなりました。「汚れ仕事は俺の役目だ」という台詞にはしびれましたよ。脚本家の愛を感じますね。道兼がいわゆる「七日関白」の末に最期を迎える時、道長にどんな言葉を残すのかは注目したいところです。

そうしてなんだかんだあって、疫病に罹患してしまったまひろが峠を越えた朝、またいいところでうまくヤマガラの声を使ってシメとなった今回でありました。本作のせいでヤマガラを飼いたくなってしまうのですが、あれはメジロなどと同じで今は飼育が禁止されている野鳥であり──。巣箱を設置したら来てくれますかね。というか、普通にこのへんで声を聞く鳥でもないので、やはり無理でしょうか。