国内最高気温といえば、最近やたらと暑い埼玉でも特に暑いことで知られる熊谷で2018年に記録された41.1度('20年の浜松とタイ)でしたが、昨日これが更新されました。

今日もまた西日本のどこかで更新されそうな勢いですね。

気象庁の用語では25度以上が「夏日」、30度以上が「真夏日」、35度以上が「猛暑日」ですが、そろそろ40度以上の日を指す用語も考えたほうがいいのではないでしょうか。「鬼暑日」とかどうでしょう。

ところで、埼玉の暑い所といえばやはり熊谷の知名度が高いですけれども、最近は鳩山あたりのほうが高めに出る傾向があります。

ああ、もう自民党は駄目ですわ。崩壊が始まります。

自民党は29日の役員会で、参院選惨敗を踏まえた両院議員総会の開催を決めた。8月7日に開く方向で調整している。

8月7日に開く方向で調整とか悠長なことを言っている時点で駄目です。執行部に危機感が全く欠如しています。月内にやれよ。

森山幹事長は役員会後の記者会見で「開催要求する方々が何を議論したいのか、総会長の下で話を聞いていく」と述べた。
[同]

分かりきった話なのに、話を聞いていくとか抜かして、なめくさっていますね。どれどれ、言いたいことのある党員たちの声もちゃんと聞こうではないか、ただし1週間以上あとにな、という感じですから。

‥‥28日の両院議員懇談会でも総会の開催を求める声が上がったことから、執行部は署名提出前に開催決定を判断した。
[同]

ガス抜きというやつですよ。総会は開催する方向で考えよう、ただしそのあと執行部が辞めるとは言っていない、ということです。

これはすべてにおいてそうで、例えば8月末までに参院選結果を分析してから云々というのも、8月末までに石破が辞めるという意味ではありません。8月末までに石破続投の新たな理由を考えるということです。

すでに言われ始めていますが、自民党執行部の思考回路たるや、参院選の敗因はいわゆる裏金問題が尾を引いているせいだとか、国民民主党に対抗する材料がなかったからだとか、オレンジにやられたとか、とにかく自分たちのせいではないということになっているようですね。言うまでもありませんが、自民党が衆院選、都議選、参院選と3連敗してきたのは、石破が総理になって以来やってきたこと(というかほとんど何もやってこなかったありさま)に対する選挙民の評価です。

党内手続きの都合があるのかもしれませんが、それにしても遅いです。

今日のうちに両院議員総会の月内開催が決定しなければ、自民党の崩壊は避けられないと思います。それより遅れると時機を逸して、世論的には〈何を今さら〉で逆効果になります。政治日程のこともありますし。「できるだけ早く開いた方がいいのではないか」とか悠長なことを言っている場合ではないのですが、党執行部のみならず石破下ろし勢力のほうも危機感が足りませんね。今でしょ、今。

自民党が崩壊すること自体は別にかまいません。ただ問題は、ほかに政権を担える政党が存在しないことです。また、以後の選挙で票が国民民主党、維新の会、立憲民主党へ流れるのはまだしも、オレンジが過度に増えてしまったりしそうなのはさすがにまずいです。

つまり、政治空白を生まないよう、石破は今すぐ辞めなければならないということです。

かつて埼玉県浦和市(現・さいたま市の一部)に小松原高校という私立男子校があった。と聞けば、県南東部に昔から住む人なら思わずニヤリとするであろう。同校卒業生などが気分を害するのもかまわず忌憚なく書いてしまうと、いわゆる底辺校であった。偏差値は高くても40程度といったところ。有り体に言って、他のどの高校にも合格できない少年たちの最後の受け皿だった。「入試は答案用紙に名前を書けば受かる」と言われていたものである。世間でしばしば「バラコー」と略称されるとき、そこに多分の侮蔑が含まれないことはなかった。

同市には同じ法人による小松原女子高校というのもあって、いわばバラコーの女子版だった。やはり世間でしばしば「バラジョ」と略称されるとき、そこに多分の侮蔑が含まれないことはなかった。バラジョの生徒たちの素行にはバラコーよりもよろしくない面があって、さすがにそのまま大っぴらに書くのがはばかられるが、セレブ令嬢でもないただの底辺女子高生ながらなぜか高級ブランドのバッグや財布を持ち歩いていたりもした。

話をバラコーに戻そう。この地域においてまさしく底辺男子校の代名詞だった同校は、しかし2000年に大改革を始めた。進学選抜コースを開設し、大学受験のためのカリキュラムを整える。この変革は大いに成功し、少子化が進み私学の経営が困難になりゆく時代にありながら生徒数は次第に伸び、キャンパスが手狭となったため越谷市レイクタウンの造成地に移転したのが '15年。移転を機に学校名を変更、さらに共学化に踏み切り、かつてのバラコー風味はほとんどなくなった。直近ではコースにより偏差値52乃至60が付いている。一流校になったとまでは言わないにしても、かつて名乗るのも恥ずかしい底辺校だったのが〈少なくとも普通以上の学校〉へと変貌を遂げたのだから、大したものである。

それだけではない。同校は部活もあれこれ強くなっていて、全国大会に出場するレベルの部も出てきている。そして、昨27日はついに野球部が偉業を成した。

「バラコーは『叡明』って名前に変わったのか。学校名は生徒が書ける字にしておいたほうがいいと思うけど」などと揶揄されていた頃からすると、まさに隔世の感がある。今や在校生たちは、前身の学校がどうだったなんてことはまるで意識していないという。

そうそう、姉妹校のバラジョのほうでも同様の大改革が行われ、現在は浦和麗明高校という名の共学校(さいたま市)であり、叡明と同等以上の水準に上がっている、ということも付け加えておこう。叡明と浦和麗明を運営している学校法人は、なかなか優秀なのであろう。

とまれ、叡明高校野球部の諸君、埼玉大会優勝おめでとうございます。

街娼の摘発が大きく報道されるのは珍しいのでは。

逮捕容疑は売春防止法違反ですが、事実上の犯状としてはさらに詐欺や窃盗を含みます(いわゆる「やらずぼったくり」)。別報道では、うち一人は2年間で約1億1千万円の稼ぎがあったとのことで、普通に考えて「貧困女性」「社会的弱者」とみる対象とは言いがたいものがあります。いっそ脱税容疑も加えたほうがいいくらいですよ。

そして──

Colaboの代表理事、仁藤夢乃さんは会見で「女性を被害者ではなく加害者としてみなし、さらし者にする報道は深刻な人権侵害だ」と批判。

この種の人々の言説って相変わらず意味不明ですね。