憲法審査会を傍聴したカツドーカがかなり滑稽なことを言ってくれているのですが、そうそう笑ってもいられません。

「何にもしてないのに攻めてくるわけない」─。ほほう、なるほど。

ウクライナが何もしていないのに、ロシアが攻めてくるわけがない、のですね?

自分の子が何もしていないのに、よその子にいじめられるわけがない、のですね?

街を歩いているだけなのに、強盗に遭うわけがない、のですね?

電車に乗っているだけなのに、痴漢に遭うわけがない、のですね?

ただ普通に運転して変なことはしていないのに、ほかの車からあおられるわけがない、のですね?

要は、この手のカツドーカというのはみんな、先に悪いことをするのは日本に決まっているという前提でしか物を言わないから、普通に考えておかしなことを平気で口走るのですよ。

新型コロナウイルスの水際対策について、少なくとも日本人の帰国に関しては何とか十分といってもよさそうな緩和が、ようやく6月から実施されるようです。

新たな対策では、ウイルス流入リスクに応じて各国・地域を「青」「黄」「赤」に3分類。最もリスクの低い「青」グループからの来日では入国時検査と待機を免除する。「黄」グループはワクチン3回目接種済みを条件に検査と待機を省略。「赤」は検査と3日間の待機を引き続き求める。

要するに〈赤〉指定以外からの帰国なら、ワクチン接種証明と陰性証明があれば入国時検査も待機もない、ということのようですね。かなりの改善です。

〈赤〉は、恐らく現在の厚労省と外務省の用語でいうところの〈水際対策上特に対応すべき変異株に対する指定国・地域〉(しばしば略して〈指定国〉)に該当するものだと思われますが、そうだとすると数はかなり少ないです。22日現在の〈指定国〉は、エジプト、パキスタン、ブルガリア、南アフリカ、ラオス、ロシアとなっています。なお〈指定国〉などのリストは頻繁に更新されているため、海外渡航の予定を立てるなら帰国の時まで毎日確認しないといけないという、なかなか面倒なものです。

新聞のベタ記事まで目を通していれば分かりますが、役所による振り込みミスや徴収ミスはそう珍しい話ではありません。税務署が間違えたという話は覚えがありませんが、自治体はたまにやらかしてくれています。税の過剰徴収があったので返金するとか、逆に過少徴収があったのであとから取り立てるとか、そういう話ですね。ミスの金額が大きすぎると、家を売ってまで払ったのにごめんの一言で済ませる気かだの、逆に今さらそんな巨額をまとめて払えるわけがないだろうだの、ちょっと問題になります。

そんな中、昨今世間を騒がせている山口県阿武町の件は、いろいろな意味でかなり特異な例ですね。私が驚いたのは以下の点です:

  • 預金残高わずか665円の口座に、いきなり4630万円も振り込まれる。
  • 役場がふだん銀行への振り込み依頼に用いている手段が、何と、フロッピーディスク。
  • 本件の振り込み依頼ミスに用いられた手段が、紙。
  • 手続きを担当した(させられた)職員は4月1日に採用されたばかりの新人で、手続きが行われたのは同8日。
  • いきなり口座に巨額を振り込まれた男は、役場から間違いであることを知らされ、謝罪とともに返金依頼を受けたあとに、預金のほぼ全額をネットカジノに突っ込む。

フロッピーディスクって、おい──。新人職員くん、そんな見たこともないものを扱わされて大変でしたね。

まさか、ひょっとして、公文書作成に〈書院〉や〈OASYS〉なんか使ったりしていませんよねぇ。まさか──え?

いやはや、もう笑うよりほかなくてどうしろと。12年前になかなかおもしろいことを書いていた人がいるようでしてね。

これだけ批判を受けても、政党が有名人を担ぎ出す流れが変わらないことにはあきれます。事業仕分けが叫ばれる今、すべてとは言わないが、タレント議員に6年間、計億単位の歳費を支払うのは無駄の骨頂。
[「6月30日  水曜日」 << 「水道橋博士の「博士の悪童日記」」]

ええ、その通りだと思いますよ。基本的には内容に対する反論はありません。が、もう笑うよりほかなくてどうしろと。

笑われるのではなく笑わせるのが芸人というものだ、などと聞きますけれども、果たして水道橋博士は笑われているのでしょうか、笑わせているのでしょうか。

参院選となるとタレント候補が乱立するのが常というのは困ったものですが──

こんなふうに勘違い芸能人が然るべき吹きだまりに吹きだまってくれると、自民党が有利になるだけとしか思えないので、ひたすら笑えてきますよ。

〈れ組〉は、ラサールなんとかや村本なんとかにも声をかけてみたらどうですかね(笑)