不当な業務命令には従わなくていい
- 「イオンモール爆発、テナント運営会社が金庫に売上金移すため館内に戻るよう指示…通夜で遺族に謝罪」 << 「読売新聞オンライン」
この件、会社側の非であることは明らかです。今後、賠償の責を問われることになるでしょう。
けれども一方、一般論として、従業員も不当な業務命令を拒否するぐらいの気概は必要ですよ。もっとも、このたび亡くなった従業員の方は22歳とのこと、ざっと考えて大卒なら1年目(この4月に入社したばかり)、短大卒としても3年目ぐらいなので、そういう図太さを持ち合わせるのは無理な部分もあったのでしょう。悔やまれます。
例えば個人経営の店で、店に残してきた金がどうかなってしまったらすぐにでも生活が困難になる、バイトの給料も払えない、とかいう事情なら経営者自身が無理を押してでも店に戻るのはまだ分かります。しかし、15店舗を展開する会社がこういう非常時に、うちたった1店舗のレジの中にある金だけを守るために、大地震でいったん避難したモールへ22歳の従業員を戻らせるというのは、人身を軽く見すぎというか、正直に言って根性があまりにもせこすぎます。一体どういう経営状態なのかと勘繰りたくなりますよ。そんなふざけた業務命令には従わなくていいです。
そう──大昔のホテルニュージャパン火災の際に人命救助をおろそかにして高級家具の運び出しを指示した人でなし社長のことを思い出しました。