佐藤二朗と橋本愛をめぐる騒動は、これまで多くを語ってこなかった佐藤がようやく口を開いたことで、内容が徐々にはっきりしてきました。

そもそも問題の発端は、橋本の事務所(彼女本人ではなく彼女の事務所)が変なことをした点にあると思います。ドラマが撮影に入ったあとから、橋本のあごに指が触れる程度でも接触は駄目などと演技上の制約を加えられたら、そういうことはもっと早く言ってよと思うのが普通でしょう。しかも、佐藤は以前から強迫性障害を患っており、私の知人にも患者がいるので一応分かりますが、役作りをして第1話を撮り終えてから訳の分からない縛りを次々に加えられたのは、非常にきつい精神的負荷となったはずです。泣きたかったのはむしろ佐藤のほうでしょう。

しかしながら、橋本の事務所よりもっとひどいのは、最初にこの騒動を報じた文春や、続いて事情を発表したフジテレビです。文春はもはやスクープを取るのではなく創るだけのガセネタ媒体にすぎず、いわゆる「中傷動画」ネタが引っ張れなくなったので新たにこのネタで火をつけただけの屑ですので、あそこの記事なんか真に受けられません。フジテレビに至っては、前に中居正広の件で痛い目に遭っているため、とりあえず女を守っておけばいいだろうという安直な道に走ったわけです。しかも、中居の騒動に乗じてフジテレビのコンプライアンスに入り込んできている弁護士が曰く付きで、なるほど上記の新潮の記事を読んでみると確かにヤクザ紛いだなという感じしかしません。

細かいことはいろいろ想像できますけど、想像ばかり書き連ねるのはやめておくことにします。ただ一つはっきり言っておきたいのは、ハラスメントという言葉がこれほどまでに馬鹿馬鹿しく聞こえる事案はいまだかつてないということです。

そうそう、佐藤の演じた役で私が好きなのは『ザ・ファブル』の田高田ですな。