私は見ていないのですが、4日の「報道特集」(TBS系列)で、不安定な中東情勢により日本国内のナフサが不足することの不安をやたらと煽っていたそうですね。登場した専門家が「間違いなく、今の状況が続いたら6月には詰むんですよ、日本」とまで断言したそうです。

言っていることが明らかに実情と異なる上、放置しておくと国民がパニックを起こしかねないため、高市総理が5日に X (旧Twitter) で指摘しました。

なお、高市総理はこれに先立ち、まさに件の「報道特集」の放映直前に、原油調達の現状についてかなり丁寧かつ詳細な説明をしていました。

こういった高市総理の発信に対しオールドメディア方面は、総理はX投稿ばかりしていないで記者会見を開いて説明し記者の質問を受けろとか、例によってアホなことを抜かしていました。高市総理が記者会見をしたって、どうせあいつらはカタログギフトのこととか訊き始めるくせに(笑)

さて、日本では6月にナフサが枯渇するだのという「報道特集」の変な煽りに対して、SNSではエネルギー事情に詳しい人たちが、そんなことあるかいとツッコミを入れ始めました。また、例の「報道特集」に登場した専門家とやらも、肩書をググってみたら素性のよく分からない一人親方で、会社所在地をググってみたらバーチャルオフィスというオチ。こんなのを大手キー局の報道番組に「専門家」として出していいのかよという感じです。

つまり──「報道特集」が最初からナフサ枯渇の不安を煽りパニックを起こさせるための(あわよくば大っ嫌いな高市内閣を叩きまくる格好の材料になるような)番組作りを意図していて、それに合うことを言ってくれる専門家を探したけれども見つからず(見つかるわけがないのですが)、とりあえずどうやら番組に好都合なことを言ってくれそうな括弧付きの「専門家」を見つけてきた、という物語が透けて見えますね。

こういったときのオールドメディアならびに似非リベラルのお家芸としては、公権力が報道内容に干渉するのは言論の自由がウンタラというアレで、今回もそれに走りかけたようですけど、どうも分が悪いと判断したようで変な言い訳を始めました。

「間違いなく‥‥6月には詰む」と「深刻な影響が出る恐れがある」とでは、たとえるなら「間違いなく6月には死ぬ、7月まではもたない」と「病状が悪化する恐れがある」ぐらいに全然意味が違いますので、釈明になっていませんな。もちろん、楽観視を続けられる中東情勢ではないので「深刻な影響が出る恐れ」は常に意識しておくべきところですが、ナンチャッテ専門家に「間違いなく、6月には詰む」と言わせて公共の電波で全国放映してしまったTBSの非は重大です。

別に、政府の言うことをまるまる頭から信じ込めと言うつもりはないのですよ。おかしい部分があれば批判するなり追及するなりすればいいのです。が、最初から批判や追及が目的で、それのための嘘や切り取りを広めるのは、報道機関としてどうなのでしょうか。

といったところで、原油調達等に関する最新情報です:

もちろん、これですっかりなにかも安心安泰ということではないので、状況は注視していかなければならないのですが、それにしたって「報道特集」みたいな虚報には振り回されないようにしたいものです。

とりあえず普通にニュースに触れていれば、政府が前々から油を調達するためにあちらこちらであの手この手を打っていることぐらいは分かるはずです。少なくとも85年前のようにマレー半島侵攻なんて考えないはず(笑)。まあ、大多数の国民は近年、東日本大震災やらコロナ禍やらで、やたらと不安を煽って政局に利用しようとする連中には耐性が付いているわけですけど、どうもああいった連中は意識が古いままですな。