このたびの高市総理の訪米については、

  • 日本がペルシャ湾に自衛隊艦船を派遣することは、少なくとも目下の戦争継続中は避けることができた。
  • 湾岸戦争の時のように日本は単に金を出させられるというのではなく、見返りのある投資という形に落ち着き、原油調達の新たな選択肢も出来た。
  • アメリカのトランプ大統領がまた関税をかけてやるとか喚きださずに済んだ。

──ということで、やるべきことはきっちりやれたし、まあよかったと思います。アメリカが勝手にやらかしたことでなぜ日本が余計な苦労をさせられるのかとか、言いたいことはありますが、今のクソめんどくさい国際情勢の荒波を何とか乗り切れたのは十分です。かなり優秀な外務官僚が動き回っていたのだろうと評する人もいますが、たぶんそうなのでしょう。

トランプ氏の機嫌を損ねることなど恐れていないで国際法違反をはっきり批判しろ、と生徒会長みたいなことを言っている人がやたらいますが、その人たちはちょっと前には、台湾有事は存立危機事態になり得るという発言は習近平氏の機嫌を損ねてしまったから撤回しろ、などと言っていたわけです。まともに取り合う価値もありません。

日本に原油が入ってこなくなったらどういうことになるか、まるで分かっていない人たちに政治経済を語ってもらっても雑音でしかありません。真面目な話、1年後には日本が崩壊しますよ。それと、過去に原油を止められた時に日本が何をやってしまったか、知らないのでしょうか。

ところで、日本の船舶はホルムズ海峡を通っていいとイラン側が言いだしているということですけども──

まず第一に、ホルムズ海峡は国際海峡なので、どこぞの国から「通ってよろしいぞよ」とかいらんことを言われる筋合はありません。何か勘違いしていますね。ウダウダ言ってねえで通せよこのボケ、という話です。

それから、今のイランは先の大戦末期の日本みたいなもので、政府が軍部を制御しきれていませんから、外務大臣が何を言ったところで、革命防衛隊が素直に言うことを聞くかどうかは分かりません。