共同通信としてはアメリカが梯子を外したことにしたいらしいですが、オールドメディアのこういうやり口に国民はすっかり流されなくなってきた感がありますね。

紙と電波に依存しない情報の取り方をしていれば、アメリカが表向きは台湾に関する中共の立場を認識していると繰り返しながらもせっせと台湾への軍事支援を強化し、日中間の問題について中立と言いながらもせっせと米軍と自衛隊の連携を確認し合同訓練を絶賛実施中だということも、等位で目に入ってきます。とりあえず口先では北京の機嫌を取りつつ、実際にはあからさまに違うことを行動にするというのは、アメリカのいつものこと、いわゆる曖昧戦術というやつですね。もはやちっとも曖昧ではない感じですけど。

繰り返し言っていることですが、新聞だけ読んでいると本当に、目下あたかも中共が世界の支援を取り付けていて日本が国際的に孤立しているかのような錯覚に陥りますよ。そういう書き方しかしていませんから。特に築地とか一ツ橋とか内幸町とか。

考えてみれば、ほんの30年前まで一般国民にとっての情報源が新聞とテレビしかなかったのは、実に恐ろしいことです。あるジャーナリストが言っていましたが、今や「情報の民主化」が進んできているわけです。オールドメディアはやり方を考えないと、今後本当に衰退してゆくだけだと思うのですが。