4日の自民党総裁で高市氏が選出された時は、なにより小泉氏でなくてよかったという安堵とともに、党内外の強い抵抗に遭って早期に行き詰まり、結局小泉氏あたりに鉢が回るのではないかという不安もありました。しかし、わずか2週間での高市氏と党執行部のシゴデキぶりといったらすさまじく、まさに〈チーム馬車馬〉といった感じですよ。

かの馬車馬は、何十年も止まったままだった車輪を動かし始めました。

自民党の高市早苗総裁と日本維新の会の藤田文武共同代表は17日、連立政権発足に向けた2回目の政策協議を国会内で開き、詰めの調整を急ぐ方針で一致した。自民は、維新が求める国会議員の定数削減を受け入れる方向で検討に入った。

国会議員定数削減の対象として考えられているのは比例代表とのことなので、まあ、いいのではないでしょうか。比例なんて、おもちゃ政党とタレント議員と選挙区落ちゾンビ議員のためにあるようなものですから。強いていえば参議院だけ比例を残してもいいかもしれませんけど。

もっとも、定数削減は全党合意が基本らしいので、事実上は自民党と維新だけですんなり進められる話ではありませんがね。ただ、自民党内でこの話に反対している人の名前だけはしっかり覚えておきましょうか。