日本に来ている理由が分からない
――クルド人を理由に差別されたと思ったことは?
「日本ではあります。SNSとかに色々悪く書かれてる」
――トルコにいたとき、差別されたと感じたことはあったのか。
「ないです。(差別を)されてない」
――トルコにいたとき、生活上の不便や苦労を感じたことはあるか。
「ないです」
[「「トルコではなかった差別が、日本ではあった」 難民申請中の「クルド人男性」が「12歳少女に性的暴行」で実刑判決 記者に明かした“生い立ちと家族”」〔デイリー新潮〕(2/2) << 「Yahoo!ニュース」]
このトルコ国籍クルド人の男は、日本では差別されていると思うけど、トルコでは差別されたと感じたことがなかったと証言しています。
だったらなぜわざわざ本国で正規パスポートを取得して飛行機に乗って遠い日本に来てまで難民申請しているのか、一日も早くトルコに帰ったほうが安全安心ではないのかというのが、普通のツッコミではないでしょうかね。
もちろん、日本に来ているクルド人の中にはUNHCRの定義する難民に該当する人もいるかもしれません。一方、そうではない者も少なくないのではと言われています。日本でクルド人問題とされているのは後者に関するものです。
なぜか新聞やテレビがこういう事情を報道することはあまりありません。政府も、最近になってようやく難民申請のバグを解消する方向に動いていますが、あまり積極的には見えません。そんなふうだから、オレンジ団みたいなのが妙に支持されたりするというまずい流れになってしまうわけで──。