最近、〈真宗門徒のための古文講座〉みたいなコンテンツを始めようかと、半分本気で考えている。宗門機関から発行されている書籍を見ていて、宗門人には教学を云々する以前に基礎的な知識や姿勢に問題がありすぎる。

はっきり言ってしまうが、真宗僧侶たちは「愚者になりて往生す」みたいな言葉を自分に都合よく解釈して、一般的な〈勉強〉を軽視しすぎではないのか。タニダイ偏差値38の頭もしくはガクイン偏差値なしの頭そのままで、つまり平均レベルの高校の古文の授業にすら追いつけない古文読解力のくせに、追加的な古典の勉強など研鑽を積むことなく、しかも古語辞典や漢和辞典はおろか国語辞典も持たないで、古文や漢文をまともに読めるつもりでいるのか。その頭では「竹取物語」すら満足に読めないだろうに、どうして『教行信証』や『歎異抄』を読み解ける気でいるのか。