昨日の記事で言及した、今月下旬に埼玉県営公園で予定されていた水着撮影会は、早くも昨夕あっさり中止が決定してしまった。

経緯を見てみれば明らかだが、共産党県議団の申し入れは不当という以外ないし、それを受けての県公園緑地協会の中止決定も不適切だ。

過去に類似のイベントにおいて、未成年が出演するなど不適切な運営が行われていたことは事実のようである。しかし、今回中止に追い込まれた水着撮影会については、主催者がルールをきちんと守り、費用をかけて万全の準備を整えた上で、直前になって中止を要請されているのだから、たまったものではない。損害も莫大だ。

そもそも、共産党県議団の言い分もひどい言いがかりである。

ネット上で問題視もされている都市公園法の解釈については「主催者が公開している過去の開催動画を検討させていただき、非常にわいせつなポーズやわいせつなしぐさが多数含まれていた、と判断せざるをえない。
[「デイリー新潮」p.2/3]

などと事務局長が言っているので、実際に同主催者による先々月の水着撮影会の様子を見てみた。

「非常にわいせつなポーズやわいせつなしぐさ」などと言うから、きっとよほどすごいものなのだろうといささかの期待を持ってしまったものの、何のことはない、水着モデルのごく普通のポージングばかりである。共産党員の脳は事象を一体どう認知するしくみになっているのか。

実をいうと、今回の騒ぎを聞くまで私は、自宅から車で40分ほどで行けてふだんから割とよくそばを通りかかることのある県営しらこばと水上公園において、近年の恒例行事として水着撮影会なんてものが行われていることは、まるで興味の外のことなので全く知らなかった。しかしながら、こんなふうに、国家と国民の敵である共産党の独善によって、人々の(合法的で公序良俗に反することもない真っ当な)仕事が奪われて生活が脅かされ、イベントを楽しみにしていた人たちの心が踏みにじられるという出来事が、こんなに自分の近くで進行していたことを知って、ぞっとするばかりである。もしこのたび中止に追い込まれた水着撮影会の主催者が、イベントの復活に向けて動くのであれば応援したいし、県を相手取って訴訟を起こす費用のカンパを募るのであれば協力したい。