ようやくです。やっと光明が見えてきました。

遅いですね。然るべき時期から3〜4カ月は遅れています。しかも、岸田無能政権お得意の「検討」を観測気球として上げただけなので、具体的にどうなるかはまだ分かりません。

前から言っていますが、国内での新型コロナウイルス新規感染者が毎日20万人という状況で、外から入ってくる(あるいは帰ってくる)少数の人たちだけを対象に検査を義務付けるというのは、全く意味がありません。そういう水際対策は、国外で感染拡大が続いていて国内はまだ安泰という段階でやるべきものであり、今の時点で適した策ではありません。実際、第6波のあとも水際対策を継続していたにもかかわらず、すさまじい第7波がやって来ているわけです。人流を止め続けると経済をつぶすだけです。

もっとも、国民の中にはそういう理屈が分からない人も結構いて、「こんなに感染拡大がひどい状況なのに、水際対策を緩和するなんてけしからん」と理不尽なことを喚く人も少なくありません。岸田首相が変に「聞く力」なるものを発揮すると、せっかくの「検討」から先へ話が進まないおそれもあります。

感染拡大防止策は必要です。ただし、感染拡大防止策というのは、ワクチン接種、手洗い励行、マスク着用、社交的距離の保持、室内換気といった事柄であって、水際対策は該当しません。