共同通信社が第2次岸田改造内閣発足を受けて10、11両日に実施した全国緊急電話世論調査によると、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)と自民党国会議員との関わりについて、自民党や党所属議員の「説明が不足している」との回答が89.5%に上った。

「説明不足」との世論が9割弱とのことですが、これがピークでしょうね。ワイドショーで〈あの議員も統一教会と接触が!〉的なネタが尽きてくれば燃料切れになり、そのうちみんな飽きてきます。

そもそも「説明不足」と言う声が9割近くありながら、内閣支持率が微増しているという状況は、世論にとって統一教会問題なんて実はどうでもいい話だということの表れでしょう。大方の国民は、新型コロナウイルス、価格高騰、台湾有事などなど別のことのほうにより大きな関心があります。統一教会はいろいろ問題を起こしているようで被害者も多いみたいですが、それはそれで訴訟でもなんでもして片付ければいいのであって、世の大半の人にとってはどうでもいい話なのです。

なお、統一教会関係者と写真に収まっていたという程度のことにどれほどの意味があるのかないのかについては、とある一枚の写真を見てみれば一発で分かってしまうと思います。とにかく、目下の騒ぎがくだらなすぎてあまり物を言う気にもなれません。まあ、政治家なら問題のある団体との接触は避けるに越したことはありませんがね。

一応参考までに、統一教会の信者数は実勢としては推定約6万人だそうです。そんなのより、ほかにもっとヤバいのがいくらでもありそうですけど。