一昨日はNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」第1回が放映されまして、私もちょっと書こうと思っていたことですが多くの視聴者が同じような思いだったようですね。

放映に先立って専ら話題になっていたのは、主演の小栗旬(北条義時)のほか、大泉洋(源頼朝)、新垣結衣(八重)あたりでした。しかし、実際に第1回を見てみたら、ぶっちぎりで存在感を示していたのは小池栄子(北条政子)でしたね。別に小池栄子は私の好きな女優でもなんでもないのですが、あれはすごいです。

政子役は大変だと思います。伊豆の田舎侍の娘が流人の男に惚れ込み、のちに尼将軍と呼ばれ坂東武士をまとめるまでの様を、一人で演じなければなりません。これまで大河で政子を演じてきたのは「草燃える」の岩下志麻と「義経」の財前直見ですが、小池はその2人に勝るとも劣らないどころか、三谷幸喜ワールドならではの最強キャストかもしれませんよ。

源頼朝に名を訊かれて「政子でございます」と答える場面を見た時は、一体どういう時代考証をしているのかと思いましたが、まあ、分かりやすさを優先した脚本なのだろうということで。