盆、暮れ、正月、ゴールデンウィークの風物詩といえばキ印ドライバーですけれども、なぜか私はこの年末年始、今までにないほど多くのキ印ドライバーに遭遇するはめになりました。

ちょっと運転が下手とか慣れていないとかいったレベルではないのです。本当にキ印ですよ。対向車線から無謀な追い越しをかけてきたキ印の車が猛スピードで真正面に迫った時は本当に死ぬかと思いましたし、道をまるっきりふさいでほかの車が通れない状態で停車しているキ印に対して紳士的かつ冷静に「少し下がって左に寄せてくれませんか」と言っただけなのに逆ギレされた時なんぞはキ印に常識が通用すると考えた自分の愚かさを呪いました。

一応言っておきますが、こういったキ印ドライバーは、必ずしもチンピラ風情やらヤンキー風情やらといった分かりやすい連中とは限りません。良きパパのツラで家族を同乗させていることが珍しくありません。

さすがにうんざりしたので、重大な交通トラブルに備えて自衛のためドライブレコーダー(ドラレコ)を装着することにした次第です。通販で購入し、今日取り付けをしてもらいました。

さて、ドラレコ装着と並行して考えたのが、煽り運転対策として、警告ステッカーの貼付です。ほら、車のリアに「ドライブレコーダー搭載車」「録画中」などと貼ってあるのを見たことがあるでしょう。あれです、あれ。私もあれを貼ろうと思い、通販サイトを見て回ったのです。ところが、結論からいうと、私が納得できるステッカーはほとんど見当たりませんでした。さんざん見て回りましたが、これを貼ってもいいかなと思えたのはあまりありませんでした。

何が問題なのかというと、ステッカーに書かれている謎の似非英語です。こんなおかしな横文字が書かれているステッカーなんか、恥ずかしくて貼れないよ、というのがほとんどなのです。というか、そもそもなぜ「ドライブレコーダー搭載車」「録画中」に英語を添えなければならないのかが分かりません。日本語の読めない外国人運転手への配慮とは思えないのですが。

とにかく、私を苛立たせた謎の似非英語について述べます。

DRIVE RECORDER

まず最初にはっきり知っておいてもらいたいのですが、「ドライブレコーダー」というのは和製英語です。英語では “dashcam” (dashboard camera)、 “DVR” (digital video recorder)、 “in-car camera” などといいます。「ドライブレコーダー」または「ドラレコ」というカタカナ表記は広義の日本語なので許容できますが、 “DRIVE RECORDER” という似非英語の表記は不可です。たぶん英語圏では意味が通じません。

NOW ON RECORDING

これもよく見ます。「録画中」なら “RECORDING” だけで十分です(短縮して “REC” もよい)。百歩譲って “NOW RECORDING” なら(やや不自然ではあるけれども)間違いではありません。しかし “ON” は一体何のために入っているのか、何の意味があるのか、さっぱり分かりません。