初音ミクの「紅白歌合戦」出場はいまだ実現していませんが、まずはNHK交響楽団との共演が実現する運びとなりました。

「初音ミク」はクリプトン・フューチャー・メディア株式会社の著作物です。 © Crypton Future Media, Inc. www.piapro.net

初音ミクは冨田勲氏にソリストとして起用され、日本フィルハーモニー交響楽団と共演したことがあるくらいですから、N響と共演してもおかしくないのですが、今回の話で驚いたのは採用される技術です。

指揮者の指示するテンポの変化や揺れ、加減速にも初音ミクがリアルタイムに対応し、オーケストラと一体化したコンサートを実現するという。

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あらかじめプログラムされている初音ミクの歌と踊りに指揮者と演奏者が合わせるのではなく、指揮に合わせて初音ミクが歌って踊るというのです。人間のテンポに初音ミクの音声と動作をシンクロさせるということは、これまで実験的に行われてはいましたが、コンサートという場で実用化されるのは恐らくこれが初めてではないでしょうか。