二匹目のどじょうが出てきたようですね。あるいは模倣犯というべきでしょうか。

こういうのはいくら屁理屈をこねても無駄です。飛行機では〈マスクを着用するよう言っても聞かなかった〉というのは〈喫煙をやめるよう言っても聞かなかった〉というのと同じ扱いを受けます。

この乗客の男性はNHKの取材に対し、マスクを着けなかった理由について、以前マスクを着けた際に、じんましんが出るなど体調が悪くなったことがあったためだとしたうえで、客室乗務員の問いかけに答えなかった理由について「ほかの乗客がいる場所で自分の病気について話したくなかった」と話しています。
[同]

駄目です。理由になりません。

まず、そういうことは搭乗手続きの段階で相談し、解決しておくべきです。

また、マスクの素材によりアレルギーが出るなどの問題がある人は珍しくなく、その場合はそれなりに工夫をすればいいだけです。新型コロナウイルス禍はかれこれ半年以上にもなっており、そういった対策を講ずる時間は十分にあったはずです。大人が何を言っているのでしょうか。

そして、そもそも、乗務員の指示には従わなくてはなりません。これは航空法と各社の約款で定められています。〈そんな決まりがあるなんて知らなかった〉が通用しないのが約款というものの持つ性格ですから、ごねても無駄です。何かあってもただちに急停止して降りることができない、飛行機という乗り物の性質上、ヤバい乗客や貨物は乗せないようになっていますし、乗務員とりわけ機長にはそのための強い権限があります。

どうも私はこういうふうに飛行機でふざけた真似をするアホ客に腹が立つのですが、バブル時代にどこかの慰安旅行みたいな日本人団体客の醜態に嫌な思いをさせられた記憶を引きずっているせいかもしれません。