これは〈米中冷戦ともいえる状態〉からはっきりと〈米中冷戦状態〉への移行を示す出来事だと思うのですが、例によって日本のマスメディアの温度があまり上がりませんね。少なくともすでにアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、インドが中共にガチで喧嘩を売っている状態であることを認識しておくべきです。

ところで、なぜヒューストンの中共総領事館が特に問題とされるのかということについて、アメリカ政府は具体的な明かしていないようですが、中共による諜報活動が関わる理由であることは間違いないようです。このたびの通告を受けて同館の中庭では慌てて何らかの書類を燃やしていたりもしまして──

ほかにも、サンフランシスコの中共総領事館も良からぬことをしているとかいないとかいう話もあるようでして(まあ、カリフォルニアはアレですから)、今回の一件は序章にすぎないとみておくべきでしょうね。