大阪府箕面市の市長からです。

前々から言っていますが、こと新型コロナウイルス禍に関する事柄では、テレビの情報は遮断したほうがいいですよ。あるいは、初めからあまり当てにならない話という前提で聞き流すべきです。

ニュース番組もですが、特にワイドショーのほうがひどいですね。その名のごとくまさにショーなので、先に放送作家の考えた物語があり、それに沿った素材を集めるために取材が行われます。

最近聞いたひどい例ではこんなのがあります。街角でテレビのインタビューを受けた大学生(マスク装着)が、PCR検査のことなどに意見を求められ、そこから誘導尋問されて、自分は日頃から外出を控えるようにしているし、外出せざるを得ないときもかなり気をつけているため「自分は死なないという謎の自信がある」と答えたそうなのですよね。実際の放送では、長い長いインタビューのうち「自分は死なないという謎の自信がある」の辺りだけが切り取られて使われ、しかもそれは〈外出自粛要請を無視して出歩く若者〉という素材としてでした。ちなみに、取材陣のほうはマスクを着けていなかったそうです。

まあ、街角でテレビカメラなんぞを向けられたら、一切断ることですね。

それでは、日頃から外出を控えるようにしていても外出せざるを得ない場合もあるので、しっかり手洗い励行でいきましょう。