半日しか休まないのは謎
有休取得率の向上のため、時間単位の有休取得制度を導入する企業が最近目立つ。学校の行事や通院など1日休むほどでもない私用があるとき、有休を1~2時間に分割して取れる。便利な仕組みだと思う半面、なぜ丸々1日休もうとしないかが不思議だ。
[「本当に堂々と休める? 有休取得が義務化、「言い逃れ」できなくなる企業」(p.2/2) 〔NIKKEI STYLE〕 << 「Yahoo!ニュース」]
私も不思議です。仕事の閑散期などの場合を除いて、半日休暇にすると仕事が中途半端になり、結局残業になったりします。そもそも、全日休暇にしようが半日休暇にしようが、通勤に要する時間は変わらないので、時間の無駄が増えます。
私が会社員時代に半日休暇を取ったのは、仕事の閑散期にパスポートの更新申請と受領(それぞれ手続き自体は数分で終わる)に行った時ぐらいです。運転免許証の更新なら丸一日休みました。
あと、上記の記事見出しにある「本当に堂々と休める?」という件ですが、これは前々から私は再三言っていますけど、この国には有給休暇を取れない会社は存在しません。「うちの会社は有給休暇が取れない」とか言う人がたまにいますけど、そういうのは「取れない」のではなく、本人が〈取っていない〉だけというのが実態です。堂々と取ればいいのです。会社側・上司には社員の有給休暇の取得を拒む権利はなく、むしろ取得させる義務があります。