啓蟄

虫の身に春の知られぬ世はあらじ人の思ひをわれ忘るとも

むしのみにはるのしられぬよはあらじひとのおもひをわれわするとも

本歌、大伴旅人「この世にし楽しくあらば来む世には虫にも鳥にもわれはなりなむ」