泥舟から降りるのは賢明だが
共産党は泥舟から降りることを選択したようです。
田村氏[共産党委員長]は会見で「本当に中傷動画が拡散されていたのかどうか、よく分からない状態になったことを報道で知った」と説明。そのうえで、「『松井なにがし』は詐欺師で、その発言はなかなか信用できるものではない。裏付けも見えてこない。本当に詐欺師だ」と述べた。
[「共産・田村氏、中傷動画主張の実業家は「詐欺師で信用できない」 首相秘書には「説明を」」 << 「産経ニュース」]
共産党らしくもなく極めてまともな判断ですね。まあ、モリカケ騒動の時もこのくらいまともな判断ができればよかったと思うのですが。ちょっとびっくりしたのは「詐欺師」というかなり直截的な表現を繰り返し用いているところです。
とはいえその一方、総理秘書本人が国会に出てきて説明しろ、とか言っているのはまるで意味不明ですね。業者が「詐欺師」でありその発言は信用できない、と言いながら、その「詐欺師」の言っていることについて総理秘書に説明を求めるとか、寝言は寝て言えという話です。せっかく泥舟から降りたのはいいものの、陸に上がってもなお櫓を振り回しているのは何のギャグですか。
それに、もし仮に総理秘書が国会で説明したとしても、例によって特定野党群が「信用できない」「説明が不十分」「疑惑は深まった」とかアレな騒ぎを続けるだけというのは、今までの様子を見ていても分かることです。政府としてはそんな時間と労力と経費の無駄とそれによる国会の空転や政治の停滞を避けるのは当然ですな。現に高市総理はNATO首脳会議に出席できなかったりしているわけですし。