中革連が惨敗して本当に良かった
もはや大政翼賛会のようだ。
- 「【開票結果】自民単独316議席で歴史的な勝利、中道惨敗で野田共同代表「万死に値する責任」」 << 「読売新聞オンライン」
昨日投開票された衆院選は、高市総理が設定していた〈与党で過半数〉という甘々の勝敗ラインに達するのが容易なのは最初から分かっていて、あとは与党がどのくらい勝つか、自民党単独ではどのくらいいけるかという選挙だった。懸念材料といえば組織票の動きで、特に選挙期間後半のゲーキョのフルスロットルにはかなり危機感を覚えた。中革連なんかが与党になり、それも自民党にひっつく公明党みたいな連立ではなく名実ともに公明党が主体の政権になって、ゲーキョが手下の立憲民主党勢を使って国庫に手を出し放題となったら〈悪夢の民主党政権〉の再来どころではない。
ふだんの私なら、与党の勝ちすぎはよろしくないのでバランスのいい形にと考えるのだが、今回ばかりは違った。何としても中革連をつぶさねばならなかった。ゲーキョを増長させてはならなかった。そしてそのためには自民党と維新の会に圧勝してもらわなければならなかった。もちろん、与党と国民民主党が拮抗してくれればいいのだが、残念ながら国民民主党にはまだその任を担える力がないから、与党に圧勝してもらうしかなかった。なお、このような嵐の中でも1議席増やした国民民主党の健闘は称賛に値する。
結果は、私の望んだ水準をはるかに振り切っていった。何と、自民党が単独で316議席、総議席の3分の2を超えてしまった。維新も加えると与党で352議席、実に総議席の4分の3を超えている。
まあ、このたび自民党が大勝したのはそれはそれで結構だが、大勝するとすぐに気がたるんで不祥事を起こすという困った体質を持つのが自民党である。また、石破みたいな媚中勢力もまだ党内に巣食ったままだ。高市総理がきっちりと手綱を引き締められるかどうか、よくよく注視していかなければならない。
中革連の敗因
中革連が惨敗した理由は、言うまでもなく明らかに〈外道害悪野合〉ゆえの自滅である。あんな何もいいところのないにわか作りの政党ともいえない政党が、どうして勝てると思ったのだろう。有権者をなめすぎていないか。
明らかに中革連の自滅であるにもかかわらず、彼らの敗戦の弁ときたら醜いものばかりだ。すべて他責で、反省というものがひとかけらもない。
「高市総理の人気が高すぎた」─。相手党首の人気が高すぎるのが悪いなどと、何をほざいているのやら。
「SNSのデマのせい」─。SNSのデマといえば、むしろ「仮病で討論から逃げた」だの「消費税を12%に上げるつもりだ」だのと高市総理のこうむった被害のほうが大きいのではないのか。なお、明らかにAI生成のフェイク動画と分かるものは娯楽的に消費するネタだし、紛らわしいものには「これはフェイクだ」ときちんと指摘する人々が現れるのがSNSという場所なので、今回に関しては特に大きな効果があったとは思えない。
「急な選挙だったので時間が足りなかった」─。高市内閣発足前から立民党と公明党が水面下で接触していたくせに、時間が足りなかったわけがなかろう。また、時間が足りないという認識があったのなら、なぜ〈外道害悪野合〉なんて急ごしらえしたのか。それで勝てると本気で思ったのか。
そうして迎えた投開票当日の昨日、中革連は惨敗が明らかになってくると、開票センターで当選者名に印を付けるいわゆる「バラ付け」をしないと発表した。前代未聞である。
2009年、自民党が惨敗した衆院選では、党幹部たちはバラのほとんど付かない会場で険しい表情をして待機していた。2012年、旧民主党が惨敗した衆院選でも、党幹部たちは乏しいバラの前に座って逃げなかった。しかるにこのたびの中革連ときたら、投票終了から1時間もしないうちにバラ付けをやめると抜かした。とにかく何から何までなめている。14年たって何も反省していないどころか、さらにひどくなっているのがあいつらだ。無責任にも程がある。
あんな奴らが大惨敗して、本当に良かった。心から安堵している。
狂乱状態だった似非リベラル
自民党と高市総理に対する似非リベラル全般の攻撃も、すさまじくひどかった。オールドメディアの偏向報道はいつものことなのでそれだけでは驚かないが、それにしても今回は狂乱としか言いようのないひどさだった。
いわく、大昔に高市氏のパー券を統一教会関係者が買っていた、けしからん、と。ちなみに問題とされるパー券は1枚2万円で、2012年に3枚、 '19年に2枚、計たったの5枚(10万円)である。馬鹿馬鹿しくて聞いていられないが、こんな馬鹿馬鹿しい話をオールドメディアがみんなして騒ぎ立てる。君たちは、数年前に浜崎あゆみコンサートのチケット5枚を統一教会関係者が買っていたからといって、浜崎と統一教会はズブズブだと騒ぎ立てたりするのか。本当に心からどうでもいい話だ。
またいわく、大昔に高市氏が統一教会にあいさつ状を送ったことがある、けしからん、と。これに至っては、共産主義者といっしょに写真に写っていたというだけで逮捕して拷問にかけた特高警察を彷彿とさせる、あまりにも乱暴な言いがかりというものである。例えばあなたが年賀状を送った相手の中に、統一教会関係者が一人もいないなどという確信を持てるのか。相手のそういう素性を知っていたのと知らなかったのとでは話が違うと言うかもしれないが、どうせ知らなかったと言っても信じないのであろうし、ひっくるめてひたすら攻撃のネタにするに決まっている。
しかしながら、そんなオールドメディアの世論誘導に引っかかる国民は少なくなった。新聞やテレビがいくら高市総理に対する狂乱的な攻撃を続けても、有権者はむしろ自民党に投票する傾向が強くなってゆくのだから、このたびの選挙情勢は見ていておもしろかった。
おもしろくなかったのは、もちろん、中革連を支持する似非リベラルだろう。終盤になってついに伝家の宝刀「戦争反対」を持ち出した。つまり、自分たちは「戦争反対」であり、敵対するのは〈戦争をしたがっている勢力〉だから、平和を守るために中革連に投票しろ、という使い古された屁理屈である。実際は戦争をしたがっている人などどの党にもいないが、自民党などに〈戦争をしたがっている勢力〉のレッテルを貼るわけだ。
ちょっと彼らが何を言っているのか分からない、という人が大半だと思う。経済評論家の上念司氏が以前この種のことについて、動画で分かりやすく解説してくれていたので、それにならって簡単に説明する。
まず、似非リベラルの世界観では〈平和勢力〉が存在し、自分たちはそれに属するものと規定する。そして、それに敵対する〈戦争勢力〉なるものがあって、その頭目は米帝である。自分たち〈平和勢力〉は、日本と世界の平和を守るため〈戦争勢力〉と争わなければならない、という。
信じがたいかもしれないが、冗談ではなく本当に似非リベラルはこういう思考なのである。実際これに当てはめると、彼らの奇怪な言動はほとんど説明がつく。例えば、台湾有事に関する高市総理の国会答弁に中共が内政干渉の口出しをしてきた時は「高市総理は発言を撤回し中共に謝罪しろ」などと言い、アメリカのトランプ大統領が選挙戦中に高市総理支持を明言したりすると「内政干渉だ、けしからん」と喚くのは、まさに典型である。米帝やそれと同盟する自民党政権は〈戦争勢力〉であり、中共はそれらと敵対するから〈平和勢力〉であって自分たちの仲間だ、ということになる。アホかと思うが、それで彼らの言動は辻褄が合うのである。
従って、似非リベラルは今回の選挙戦でも終盤になって苦しくなってくると「戦争反対」とか言い始めた。自分たち〈平和勢力〉と敵対するのは〈戦争勢力〉だから、「あいつらに勝たせると戦争になるぞぉ」と言えば愚かな民衆は自分たちになびいてくれる、と考えているのだ。似非リベラルの狂乱、ここに極まれりという感じだが、まあ、そんな姿を見せられれば普通の人は離れてゆくのが当然であろう。
結果は良かった
今回の衆院選に関してはまだまだ書きたいこと、言い足りないことが山ほどあるのだが、キリがないのでそろそろ打ち止めにしておく。
中革連は彼ら自身が馬鹿なのに加え、熱心に支援する人たちの中にも変なのが目立ちすぎた。中革連が惨敗して、本当に良かった。自民党一強の大政翼賛会みたいな状態になることによる弊害を勘案しても、中革連が惨敗したことのほうが数倍良かった。まかり間違ってあんな奴らが勝ちでもしていたら、まさしく〈悪夢の民主党政権〉再来を超える大惨事である。