弁護士(といっても一部少数だとは思いますが)って、法律の知識が一般人より多いだけで、それ以外の部分では実はただの馬鹿だったりすることもあるようです。

これはまた大変な時代になりましたね。

私の知っているある伝統仏教教団では、ふだんから「身を粉にしても報ずべし」とか「骨を砕きても謝すべし」とか歌ったりしているのですが、そんなのもいずれ〈信徒に過重奉仕・長時間奉仕を強要することにつながり、カルト的な狂信性を助長する〉だのなんだのと批判されるかもしれませんよ。それも、よりによって弁護士のセンセーたちからそんなチンピラ未満の言いがかりを付けられるとか、まるで漫画ですな。

「馬車馬のように」「粉骨砕身」「全身全霊」「不惜身命」「死ぬ気で取り組む」──これからの時代、こういう表現はアレな連中の言葉狩りに遭うのですかね。ああ、馬鹿らしい。心の底から馬鹿らしい。

ちなみに、総理大臣という職に就いた人たちはみな、休日が少ないどころからふだんの睡眠時間も少なく、ワークライフバランスなんて言葉とはまるで無縁の生活をしてきたものです。いや、本当に、回顧話なんかチラッと聞くだけでもすさまじいですよ。北から戦闘機が領空に近づいたり、西から不審船が領海に近づいたりするたび、何時だろうと叩き起こされるという話ですから。