屁理屈は聞かなくていい
[埼玉県川口]市議会は同日[9月30日]、出入国在留管理庁の「不法滞在者ゼロプラン」の着実な実行などを求める意見書も可決。いずれも自民党が提案し、議長を除く38人のうち32人が賛成した。反対は立憲民主党系会派2人と共産党会派4人の計6人で、両会派は「外国人差別につながる」などと反対した。
[「川口市議会が外国人の無免許・無保険事故で異例の意見書 立民共産反対「差別につながる」」 << 「産経ニュース」]
似非リベが「外国人差別につながる」と反対したらしいですが、本当に例によってナントカの一つ覚えというやつですね。まるで「無免許運転の取り締まりはドライバーへの差別だ」みたいな話で意味不明です。
だいたい「不法滞在者ゼロプラン」って、別に外国人を排斥しようと言っているわけではありませんよ。不法滞在者をゼロにしようと言っているだけです。昨今外国人に冷たい目が向けられがちになってしまうのは、不法滞在者が問題を起こすことが多いのが一因で、不法滞在者がいなくなれば適法な人だけになりますから、在住外国人がことさら差別されるようなことは減ります。真面目な話、現状を放置していたら本当に〈令和の攘夷運動〉が起こりかねません。
「不法滞在者だけが問題を起こすのではない。日本人や適法な在住者でも悪いことをする人はいくらでもいる」なんていう話も聞き飽きましたね。「無免許運転だけが事故を起こすのではない。免許を持っていても事故を起こす人はいくらでもいる」みたいな屁理屈なので、聞かなくていいです。
なお、適法に在住している外国人、ちゃんと就労ビザ等を取って住んでいる外国人の方々も、不法滞在者をきっちり取り締まってほしいと思っていることが多いですよ。これ、立場を逆にして考えれば、つまり自分が外国に住む場合のことを想像してみれば、簡単に分かります。不法滞在の取り締まりを嫌がっているのは、自身が不法なあるいは脱法的な方法で滞在していたり、母国から家族を呼び寄せて同居しようとしているたぐいの者たちです。