夏休みの特別な体験とはいっても
こういう話にはあまり変なふうに振り回されないほうがいいと思いますね。
- 「長期休み「低所得者層の家庭の子どもは、旅行等の特別な体験が少ない」 NPO調査」 << 「Aera with Kids+」
そこそこ裕福な家庭に生まれ育って、子供の頃は夏休みには家族で海外旅行が恒例だったというような、はたから見ると恵まれた人に、話を聞いてみるといいですよ。10歳未満の子供には、飛行機に押し込められて5時間や6時間の旅行というのは、苦行というか虐待というかそんなものです。私の経験でも、さすがに海外ではありませんが親の実家まで飛行機で1時間半も座らされるのは、小学校低学年の頃は苦痛でたまりませんでした。まあ、着いた先では楽しい思い出がありますけれども。高学年にもなれば林間学校やらなにやらイベントがあるから、いいですけどね。
はっきりいって、5歳や6歳の子供をわざわざ海外に連れていったところで、あまり意味はないどころか子供にとっては苦行でしかなく、子供に貴重な体験をさせていると思い込んでいる親の自己満足でしかありません。
子供に「旅行等の特別な体験」をさせるにしても、あまり大仰に考える必要はなくてですね、例えば東京からだったら奥多摩や外房などで十分では。諸事情でそれもきつければ、西武園ゆうえんちプールあたりでも十分でしょう。もっとも、土日とお盆は芋洗い場になるから避けたほうがいいですが。