私が中学生の頃に聞いた話だと、この宇宙は米粒より小さい一点からパーンと爆発(いわゆるビッグバンというやつですな)したところから始まり、膨張し続け、観測結果からすると今もなお膨張し続けており、やがていずれ極限まで膨張しきると収縮(ビッグクランチ)に転じ、極めて短時間のうちに元の一点の状態にまで戻って終わる、ということでした。

宇宙の終わりかたには、ほかにも膨張しきったらそのままズタズタに破れて終わる(ビッグリップ)とか、膨張の極限を迎える前にエネルギーがすっかり薄まって終わってしまう(ビッグフリーズ)といった説も出てきているようです。

ということらしいですけど、真面目な話をすると、宇宙が終わる前に太陽が終わりますし、たぶんその前に地球が終わりますし、たぶんその前に人類が(地球と太陽系を脱出するすべを得なければ)滅亡しますし──。

ああ、五劫の擦り切れ。