最近は、卒アル[卒業アルバム]に掲載された写真が生成人工知能(AI)で性的な画像に加工されSNSで拡散されたり、卒アル制作の関連会社がサイバー攻撃を受ける被害も相次ぐ。こうしたリスクの回避や教師の負担軽減の観点から、一部で卒アル廃止を検討する動きが出始めているという。

こういう問題は卒アルさえ廃止すれば解決されるというものでもないのですが、教員は馬鹿が多いので卒アル廃止の方向への流れができてしまうかもしれませんね。ほら、〈SNSがきっかけで事件が起きたからSNS禁止〉みたいな発想をするのが教員には多いですから。

ところで、卒アルって実はおもしろい場面で需要があるそうです。それは──水商売や風俗店の採用。

18歳未満の少女を働かせていた疑いでガールズバー経営者が逮捕されたなんていう話はニュースでたまに聞きますが、とにかく店員に18歳未満がいたりしたら摘発一発アウトなので、大概の店は採用の際にちゃんと年齢確認をするわけです。とはいえ、高校卒業したての18歳では運転免許証もパスポートもないのが普通ですから、そこで役に立つのが卒アルなのですねぇ。つまり、卒アルがなくなるとそういう子たちが困ります(笑)